第69回カンヌ国際映画祭でグランプリに輝いた、オープンリーゲイの若き天才監督グザヴィエ・ドラン最新作「It’s Only the End of the World(原題)」が、『たかが世界の終わり』の邦題で、2017年2月11日から日本公開されることが決定した。
主演は、フランスNo.1のイケメン俳優ギャスパー・ウリエルだ。
昨年公開された「イヴ・サンローラン」で圧倒的存在感を見せつけ、そのフルヌードのシーンも大きな話題になった。
(C) Kazuko Wakayama
そんな主演ウリエルをはじめ、レア・セドゥー、バンサン・カッセル、マリオン・コティヤール、ナタリー・バイというフランスを代表する俳優陣が集結。
物語は、愛しているのに傷つけあう、ある家族の1日を切り取る。
家族に「もうすぐ死ぬ」と伝えるため、12年ぶりに帰郷した人気劇作家のルイ(ウリエル)。息子の好きな料理を用意した母マルティーヌ(バイ)や、幼い頃に別れた兄を覚えていない妹のシュザンヌ(セドゥー)は再会に浮き足立つが、兄のアントワーヌ(カッセル)はそっけない態度で主人公を出迎える。ルイとは初対面のアントワーヌの妻カトリーヌ(コティヤール)も含めた食事の席は、終始ぎこちなく、アントワーヌの激しい言葉を合図にそれぞれが隠していた思わぬ感情がほとばしるーー。
現在27歳という若さながら、その名を世界に轟かせているドラン作品とあって、日本での公開を待ちわびているファンは多いだろう。
『たかが世界の終わり』は2017年2月11日から東京・新宿武蔵野館、YEBISU GARDEN CINEMA、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか、全国で順次公開。