「カミングアウトと犯罪は別物」、ケヴィン・スペイシー、各方面から非難殺到

November 2nd, 2017

ハリウッド界の大物俳優ケヴィン・スペイシーが、当時14歳の俳優アンソニー・ラップに性的暴行をしたとして、ゲイをカミングアウトした件で、LGBTコミュニティや各方面から非難が殺到している。

 

 

 

 

32年前、スペイシー(当時26歳)が自宅で開いたパーティーに参加したラップ(当時14歳)。

パーティーで泥酔したスペイシーは、ラップを無理やり抱きかかえベッドルームへ。ラップの上にまたがったが、ラップは必死で抵抗しその場を逃げたそうだ。

 

過去の性的被害を暴露されたスペイシーは、自身のツイッターにて謝罪文を掲載。

「30年以上前の酔っ払っていたときのことなので、正直に言うと覚えていません。しかし、彼が言ったことを私がしたなら、彼に何年も不快な思いを抱えさせてしまって本当に申し訳なく思っています」と謝罪し、「私はいままで男性とも女性とも付き合ったことがあります。男性とは私の人生を通して愛し合い、ロマンティックな関係を築いてきました。(最終的に)いまはゲイとしての人生を選んだのです」と、カミングアウトした。

 

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この性的暴行事件と、カミングアウトは”全くの別物”だとして、各方面から非難が集中している。

 

LGBTの自殺防止プロジェクト「It Gets Better」創設者ダン・サヴェジは、「ケヴィン・スペイシーの声明、これはひどい。どれだけ飲もうと14歳の子供を襲うことの言い訳にはならない」とツイート。

 

英ゲイメディア「Gay Times Magazine」の編集長ジョシュ・リバーズは「この問題はゲイだからといって許されることではない。どんな性的指向であろうと、誰かを性的に狙い捕食動物のようにするのは悪い行為だ」と痛烈に非難。

 

また、オープンリー・ゲイの俳優、ザッカリー・クイントは、「ケヴィン・スペイシーがこんな風にカミングアウトしたことが悲しく、心を悩ませている」とツイッターで長文をつづった。

 

レズビアン映画『キャロル』の脚本家、フィリス・ナジーは、「(スペイシーの謝罪文を)書き直して。『ごめんなさい。わたしのしたことはぞっとするようなことで、ゲイ男性であることとはまったく関係がなく、権力の濫用によるものです』とね」とツイートした。

 

 

 

 

この騒動をうけ、Netflixはスペイシーが主演&製作総指揮をつとめる人気シリーズ『ハウス・オブ・カード』を、今シーズンで打ち切ると発表。

 

また、米TV界の権威である「国際TVアカデミー」も、スペイシーの国際エミー賞功労賞の授与をとりやめると発表した。

 

著名人だけでなく、一般人からもSNS上で「犯した罪とカミングアウトは別問題」「カミングアウトすれば罪を免除されると思ったのか」など、厳しい意見が多くみられる。

 

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