「多様性に欠けた作品選考」アカデミー賞会長が改革声明を発表

January 20th, 2016

キャロル

「キャロル」© NUMBER 9 FILMS (CAROL) LIMITED / CHANNEL FOUR TELEVISION CORPORATION 2014 ALL RIGHTS RESERVED 

 

先日、「第88回アカデミー賞」のノミネート作品が発表されたが、LGBT映画『キャロル』『リリーのすべて』が、作品賞にノミネートされなかったことで、アカデミー賞協会に非難が集まっている。

 

アカデミー賞は主要4部門(作品賞、主演男優賞、主演女優賞、監督賞)の中で、最高位である「作品賞」に毎年大きな注目が集まっている。

しかし、国際的な映画祭において多くのノミネート&受賞暦を持つ『キャロル』『リリーのすべて』が、「作品賞」にはノミネートされていないのだ。

 

関連記事 >> 2016年アカデミー賞、LGBT映画『キャロル』『リリーのすべて』がノミネート

 

また、今年のアカデミー賞では主要4部門が全て白人(2年連続)であり、有色人種が一人もノミネートされなかったことも問題視されており、「多様性に富んだ選考基準ではない」として非難されている。

 

これを受け、アカデミー賞会長シェリル・ブーン・アイザックス氏は、ノミネートされた俳優の人種やセクシャリティが多様性に富んでいないことについて「ひどく残念で失望している」と述べ、「協会会員の構成を変えるための抜本的な改革を行う」とした声明を発表。

 

 

アカデミー賞は「アカデミー賞会員」達によって選出される賞。その会員らの平均年齢は63歳。3/4は男性で、94%は白人であることから、作品選出に大きな偏りが生まれてしまう。

 

シェリル氏は「今年ノミネートされた俳優の素晴らしい演技に感謝したい。我々協会が、彼らの目を見張る業績を祝福する一方で、私は(ノミネートされた俳優の人種やセクシャリティが)多様性に欠けていることをひどく残念に思い失望しています。多様性の欠乏についての議論は、とても難しいですが同時にとても重要なことです。そして、今こそ変革を起こすべき時です」

 

「2016年に我々がすべきことは、人を構成するあらゆる要素である、性別・人種・民族性・性的指向、これら全てを協会に取り入れることです。」と誓った。

 

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