2017年最大の注目作、ゲイ映画「ムーンライト」とは?

January 26th, 2017

現在、世界の賞レースを席巻しているゲイ映画『ムーンライト』を知っているだろうか?

 

 

(C)2016 Dos Hermanas, LLC. All Rights Reserved.

 

同映画は、黒人ゲイの主人公を描いた、インディペンデントのゲイテーマ作品。

 

低予算で製作された作品ながら、先日開催された「第74回ゴールデン・グローブ賞」にて6部門ノミネートにして見事作品賞を受賞。2月26日に開催される「第89回アカデミー賞」では作品賞を含む8部門にノミネートされており、今年のオスカー最有力候補なのだ。

 

 

ゲイ、いじめ、ドラッグ、人種問題など、複雑なテーマが絡み合う人間ドラマ

 

『ムーンライト』は、米マイアミの貧困地区で生まれた黒人男性シャロンの物語。

学校では“チビ”というあだ名でいじめられ、麻薬常習者の母親のポーラからは育児放棄をされている。内気な性格の男の子だ。

 

生活の中で行き場を失ったシャロンだったが、彼にとっての唯一の救いは、自分の親代わりになってくれる、近所に住む麻薬のディーラーの男・ホアンとその妻、そしてたった一人の男友達のケビンだった。

 

そんな日々の中、シャロンは、ケビンに恋心を抱いている自分に気づく。

しかし、このコミュニティ内では「ゲイである自分を受け入れてもらえない」と、幼いながらも勘づいていたシャロンは、誰にもそのことを伝えられずにいた。そんな時、ある衝撃的な事件が起きるのだった

 

以下、英語版予告編。

 

 

 

 

本作では、シャロンの半生を、少年期、ティーンエージャー期、大人になるまでの3つの時代構成で描いており、それぞれ3人の役者(アレックス・ヒバート、アシュトン・サンダース、トレヴァンテ・ローズ)が演じている。

 

主人公シャロンは、信頼できるケビンに恋心をいただくも、「他の黒人と同じようにしなくてはならない」と自身の感情を押し殺し生きることを決める。

 

ゲイというセクシャリティの葛藤だけでなく、いじめ、ドラッグ、人種問題など、様々なテーマが複雑に絡み合いながらも、一人の少年が強く生きる姿に、多くの人が胸を打たれることだろう。

 

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