国内初！渋谷区で同性パートナー条例が施行

東京・渋谷区で、同性カップルを”結婚に相当する関係”と認めるパートナー証明書発行条例が賛成多数で可決、4月1日から施行された。なお、この条例自体に法的拘束力はないが、日本におけるLGBT関連の条例では初となる。

法務省、ドラマ仕立てのLGBTQ啓発ビデオを公開

法務省が、LGBTQの為の人権啓発ビデオ「あなたが　あなたらしく生きるために　性的マイノリティと人権」をYouTubeに公開した。同ビデオは、日本でのLGBTQ理解を促進する目的で、職場や学校での研修等に利用されるとのこと。LGBTへの画期的な取り組みとして大きな反響を呼んだ。

東京レインボープライド2015、過去最大動員数を記録！

毎年恒例のレインボーウィークが、4月末からゴールデンウィーク期間中に開催された。今年は渋谷区同性パートナー条例があってか、パレードには約55,000人が参加し過去最大の動員数を記録した！

台湾初！同性パートナー制度がスタート

台湾で初となる同性パートナー登録制度が開始された。これは台湾全土ではなく、台湾第二の都市である高雄（カオシュン）市で施行。法的効力は持たないが、台湾のLGBT権利における大きな一歩となった。また、続く6月19日には台北市でも同条例が認めら、現在台湾の2都市でパートナー登録を受けることが出来る。

国民投票では世界初！アイルランドで同性婚が可決

アイルランドで国民投票により同性婚法案が可決された。国民投票で同性婚を認めた国はアイルランドが世界初となる。開票結果は賛成62.1％、反対37.9％でほぼ全ての選挙区で賛成派多数という圧勝に。また、投票の為に、投票権を持つ国外在住者が『1票のため』に世界中から帰国するムーブメントも発生した。

グリーンランドで同性婚合法化

グリーンランドは、デンマーク王国の自治領として、これまでデンマークの登録パートナーシップ制度を採用していた。よって、これまで同性婚が出来なかったものの、今回は自治政府議会により同性婚を可決。国単位で同性婚を認めた。

EU現職首脳初！ルクセンブルク首相が同性婚

ルクセンブルクの現職グザヴィエ・ベッテル首相が、長年交際していたパートナーのゴティエ・デストネさんと同性婚を挙げた。ベッテル氏は2011年にゲイであることをカミングアウトしており、EU現職首脳で同性婚をしたのは世界初となる。

ケイトリン・ジェンナー（元ブルース・ジェンナー）が性別変更後”女性として”米雑誌の表紙に

元オリンピック十種競技金メダリストにして、キム・カーダシアンの義父、トランスジェンダーのブルース・ジェンナー（65）が性別適合手術後”女性”として、米ヴァニティ・フェア誌の表紙を飾った。また同写真は、ジョン・レノン＆オノ・ヨーコの写真で知られるオープンリーレズビアンの世界的写真家、アニー・リーボヴィッツ氏による撮り下ろしだ。

米国領として初、グアムで同性婚が可能に

米国領として初となる、グアムで公式に同性婚が可能に。政府は4月に同性婚解禁を示唆、6月に同性婚証明書の発行を行った。

歴史的瞬間！！全米で同性婚が合法化

アメリカ現地時間6月26日、米連邦最高裁の判決により、全米50州で同性婚解禁となった！

この歴史的記念日を祝い、全米ではエンパイアステートビルや、シンデレラ城など、ランドマーク15ヶ所がレインボーカラーにライトアップ。また、世界中のセレブや著名人らが同性婚を祝福し、LGBT祝賀モード一色となった。

全世界20都市以上でプライドパレードが開催！

6月27・28日の週末は、世界各国でLGBTプライドパレードが開催。主なパレード開催地は、ニューヨーク、サンフランシスコ、ロンドン、パリ、ベルリン、マドリードなど、全世界20都市以上で盛大に祝福された。

しかし、韓国では、クリスチャン団体によるパレード妨害＆政府によるイベント中止を宣告されたが、圧力に屈せずパレードは無事終了。その他にも、トルコ（イスタンブール）では、パレード参加者らが同国首相を非難したとし、トルコ警察が催涙ガス、放水砲にて参加者を強制排除するといったショッキングな事件も発生した。

＊＊＊

2015年上半期のLGBTニュースはどうだっただろうか？

特に後半の6月に掛けては、プライド月間や全米同性婚合法化のビッグニュースがあり、世界のLGBT事情が大きく変化した時といえる。

引き続き2015年後半も、世界中のLGBTにとって素晴らしい年になることを願いたい。