旅行で「ホテル」を重視する人も多いはず。
また一口にホテル選びといっても、シティーホテル派、リゾートホテル派、または雰囲気重視といったように、人それぞれ選ぶ基準が異なるものだ。
そこで今回は、旅好きなLGBT業界の著名人5名に、これまで泊まったホテルの中で一番良かった『マイ・ベスト・ホテル』を紹介してもらった。各ホテルの詳細はブッキング・ドットコムのサイトでチェックしてみて。
レトロポップな異国情緒あふれるホテル by 松中権
私のマイベストホテルは、トルコにある「キベル ホテル」です。
このホテルを選んだ一番の理由は、ロケーション。イスタンブールの色々な史跡に歩いて訪れることができます。古いオスマン様式の建物をレトロポップにリノベーションした建物で、石畳の街を歩いていたら、小洒落たカフェと見間違えて通り過ぎちゃうかもです。
扉を開けると、ロビーや廊下の天井を埋め尽くす、色も形もカラフルなランプたち。ぼーっと眺めているだけで、どこかにタイムスリップしてしまいそうな不思議な空間。
僕のオススメは、中庭でチャイを飲みながら読書(というか、昼寝)。値段も良心的なので、トルコ好きのリピーターが多いそうですよ。
サファリで非日常を体験する贅沢ロッヂ by 上地牧人
僕のお気に入りは、南アフリカのポートエリザベスにあるロッジ「シャムワリ ゲーム リザーブ」。サファリ付きのホテル(ロッヂ)は、広大なサバンナの中にポツンと存在していて、非日常を体験できます。
アフリカらしいサファリ体験は朝晩の1日2回。日中は動物が活動しないので、その間はサバンナを見渡すプールに入ったり、スパをしたり、本を読んだりのんびり過ごす。夜は星空の下で、ワイルドなBBQディナーも楽しむ。
21世紀とは思えない大自然のど真ん中で味わうワイルド体感は、一生忘れられない思い出です。
ゲイがオーナーのLGBTフレンドリーホテル by オガワチガ
ゲイがオーナーの「ジュピター ホテル」。ここでは、セクシャリティとかあえて考えることもない位、ゲイやビアンが当たり前。
ホテル併設の24時間オープンのダイナーに、地下のライブハウスは大人気で毎晩行列!毎晩爆音!なのに中庭には焚き火でしっぽり。バーの内装もすごくイケてて、自然テイストだけど決してダサいログハウス風ではない。
このホテルがあるポートランドは、全米住みたい街No.1に選ばれていて、でも実はストリップクラブの数も全米No.1!
気にしてチェックしてたらフツーにそこら中にたくさん。昼から健康的にオープンしている(笑)ナイキの本社も近く、自転車ラブな人達がヌードで自転車レースをしたり(笑)
大自然と街と人間の調和だけでなく、いろいろな振り幅やチョイスがある。人は人、自分は自分。でも、そんなことあえて考えたのは帰国後。滞在中はとにかく楽しくて、居心地良かったです。
エーゲ海を見ながらの朝食はプライスレス by Koh
ギリシャ・サントリーニ島にある「ポルト フィラ スイーツ」は、これまでのマイ・ベスト・ホテルですね。
エーゲ海を見下ろす崖にあって、部屋のルーフバルコニーが最高でした。朝起きてドアを開けたら、そこにはエーゲ海が全面に広がっています。朝食はバルコニーまで運んでくれ、濃厚なギリシャのヨーグルト、フルーツ、温かいハーブオムレツと、とてもヘルシー。メニュー以上に、朝のエーゲ海の静寂と一緒に朝食が取れるのはプライスレスな贅沢体験でした。
ホテルに併設されたプールからもエーゲ海を臨めるのですが、夕焼けで紫色に染まる空が見れる夕方サンセットから、夜にかけて入るのがオススメですね。
客室はというと、白い石釜のような感じで、その石の質感とファブリックの合わせ技がなんとも清々しく、かつ優しくもあって、決して広くはないけど居心地はとても良かった。カップル旅にオススメのホテルですね。
街と自然が共存するバンクーバーならではのホテル by かずえちゃん
僕のターニングポイントとなったカナダ留学。バンクーバーは本当に自然が多く、街と自然が上手く共存している都市だと思います。このホテル「フェアモント パシフィック リム」は、ダウンタウンの中心に位置し、どこへ行くにも便利!
そして目の前にはコールハーバーがあり眺めも最高。市民から愛されているスタンレーパークも徒歩圏内でアクセス抜群。
街も自然も両方楽しめる、バンクーバーに訪れる人には是非オススメしたいホテルです。