自分を解き放つ360度自由空間
──SHUSUKE(ポールダンサー)──
普段からスポーツをしている各界のインフルエンサーたちに、「スポーツのあるライフスタイル」について聞く連載企画。
今回は、昨年開催されたポールダンスの日本大会にて2位となったポールダンサー兼ヨガインストラクターのSHUSUKEさんに話を聞いた。
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空中を自由に舞うポールダンス。
しなやかな美しさとアクロバティックな技が繰り出されるショーに魅了されたことがある人も多いはずだ。
ポールダンスはショーとして”見る”イメージがあるが、実際にやってみようと思ったキッカケは何だったのだろうか?
「以前アメリカとメキシコに留学していた時期があり、その滞在先でルームメイトの一人がポールダンスをやってたんです。そこで興味を持って。あとはすごく個人的な話なのですがその時に大失恋をしまして、、落ち込んでいる時に周りからやってみなよ、と勧められたのがキッカケですね」
いざポールダンスをするとその魅力に取り憑かれたという。
「最初は失恋したショックを紛らすためにやったんですけど、いざやってみると本当に嫌なこと忘れられたんですよね。ポールダンスをしている最中はカラダが逆さになるから、手と足の順番を間違えたら落ちるわけですよ。なので無駄なこと考えないで集中できるし、夢中になれたんですよね」
たしかに、ポールダンスは一瞬の気の緩みが命取りになる。
ポールダンスを見ていると、空中を鮮やかに舞い、華やかで軽やかなイメージがあるが、実際は美しいポーズをキープすることに相当な筋力が必要になる。それはSHUSUKEさんの引き締まった肉体を見ればすぐに理解できる。
ポールダンスの魅力とはどういう所だろうか?
「ポールダンスの魅力は、『違う自分になれること』と、『360度自由空間』ですかね。他のダンスと違うのが、左右や空中など動きは自由自在だし、演歌からR&Bまで音楽のジャンルを問わずに踊れるし、あとは何にでもなれる。自分らしさを生き生きと表現できる場所ですね」
現在プロのポールダンサーで日本2位であり、渋谷にある「Pole dance studio Transform」のインストラクターを務めるほか、各イベントでショーケースを行い忙しい日々を送っている。
そんなSHUSUKEさんの願いは、ポールダンス人口がもっと増えてほしいことだそう。
「ポールダンスって見るイメージで、なかなかやりたい!というイメージが湧きづらいのかもしれない。例えばヨガなんかに気軽に参加するように、エクササイズの一つとしてポールダンスがもっともっと一般的になってほしいですね」
「エクササイズとしてポールダンスをするメリットは、360度動く全身運動なので、全身の筋力が付きます。ジムで行う筋トレは魅せる為の筋肉づくりに偏りがちですが、ポールダンスは全身運動だから動ける実用的な筋肉が手に入ります。それ以外だとダンスなので踊っていて楽しい。楽しんで筋トレ&エクササイズができるので、いざはじめてみるとハマる人は多いですよ」
また、プロのポールダンサーの他にヨガのインストラクターも行なっているそうだ。
「ヨガをはじめたキッカケは、最初はアメリカ生活で12キロ太ったのでダイエット目的ではじめたんです。
ダイエットはしたいけど筋トレは苦手。その点ヨガは僕に合っていましたね。筋トレと柔軟性の両方が鍛えられるからすごくバランスがいい。終わったあとの爽快感があって、いろんなスポーツをしてみて一番でした」
最近はメンズヨガも広がっており、男性でもヨガ人口が急激に増えている。
ヨガの魅力とはどういう点だろうか?
「筋力と柔軟性がバランスよく鍛えられることもそうですが、一番は心身の調整ですね。ヨガというと穏やかにリラックスするイメージがあると思うのですが、リラックスさせることも、逆に落ち込んでいるときにテンションを高めてくれるのもヨガなんです」
「ヨガをしていると、心身のバランスが0に戻れるんですよ。例えばポールダンスをしてアドレナリンがあがっているときに下げるのもヨガだし、ショーでうまくいかずに落ち込んでいるときに気持ちを0に戻してくれるのもヨガ。ヨガをすることで、バランスの取れたライフスタイルが送れていると思いますね」
ちなみに、現在は中野坂上にあるヨガスタジオ「Always Laughing」にてインストラクターとしてレッスンを担当しているそうだ。気になる人はチェックしてみて。
ポールダンスにグルーミングは必須!
ポールダンスとグルーミング、一見関係ない2つに見えるが大きな関わりあるそうだ。
「僕の場合、全身全剃りです。ポールダンスは全身に滑り止めを塗るので、毛がない方が滑り止めが肌につきやすいんですよね。踊る現場によってはショー最中に毛が見えるのが好ましくない所もあるので、パフォーマンスを魅せる意味でも剃るし、安全面としてもシェービングは必須なんですよ」
普段はT字カミソリで剃るというSHUSUKEさんに、パナソニックの「ボディトリマー」を試してもらった。
「これ、めちゃめちゃ便利!!僕の場合、剃り残しがあってはいけないから、仕事現場に持って行ってサクッと剃れるのがいいですね。あとはT字カミソリだとシェービングフォームは必須なんですが付けなくてもいいし、防水だからお風呂で剃れるのも良いですね」
また、海外生活が長かったこともありVIOもツルツル派だそう。
「海外にいたこともあってVIOを剃ることに慣れています。ノンケ、ストレート問わずみんな剃っていて、衛生面としてムレるからや見た目の清潔感などを理由に、剃るのは当たり前の感覚ですね。逆に何もケアしていないと引かれることもありますから(笑)」
「今までVIOもすべてT字カミソリで剃ってたんですけど、いつも血が出ないかと怖いんですよね。なのでVIOに特化しているこのボディトリマーはその心配が無くていいですね」
体毛は全剃り派のSHUSUKEさんだが、顔のグルーミングはどうしているのだろうか?
「顔のグルーミングもかなり気をつけています!眉毛とかヒゲとかって、ちょっと整えるだけで印象変わりますからね」
そんなSHUSUKEさんには、眉と顔のうぶ毛を処理できる「マユ&フェイスシェーバー」を使ってもらった。
「眉毛だけじゃなくて、刃を付け替えて顔剃りもできるのは良いですね。いつも眉毛用のカミソリで整えるだけだったので、これ一本で顔の手入れがすべてできて便利かも」
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ポールダンスとグルーミング、一見関係ないように見えて深いつながりがあるようだ。
グルーミングをする目的には、見た目を良く保つファッション的な視点と、運動をする際に安全面や機能性の部分で行うスポーツ的な視点がある。
もし普段からスポーツをする人は、ぜひともグルーミングにもこだわってみてはどうだろうか。
Photo : EISUKE
Direction : Makito Uechi
撮影地協力Pole dance studio Transform
TEL : 03-6407-1664
http://transformxxx.com/