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あなたは仕事とプライベートのバランス、いわゆる「ワークライフバランス」についてどう考えているだろうか?
欧米人に比べて、日本人はプライベートを犠牲にして仕事をするワーカホリック(仕事中毒)が多いよね。
そんな中、日系大手商社でゲイをオープンにしてバリバリ働きつつ、プライベートはGOGOボーイとしても活躍するというハイブリッドな人物・黒田雄太さんに「ワークライフバランス」について話を聞いてみた。
黒田さんは大手商社に勤めバリバリ働くビジネスマン。
お堅いと思われがちな日系商社だが、黒田さんの勤める会社は、女性活躍やダイバーシティに配慮したLGBTフレンドリー企業だそう。
面接の際に、自然な流れで「僕はゲイです」とカミングアウトしたという黒田さん。なぜカミングアウトしようと思ったのだろうか?
「面接は自分を売り込む場なので、『自分はこういう人間です』とアイデンティティについて話しているうちに、自然とゲイであることをカミングアウトしました」
元々、LGBTフレンドリーな会社に入ろうと決めており、企業のダイバーシティの取り組みや面接時のLGBTに対する反応もチェックしていたという。
「職場は1日のほとんどを過ごす場所なので、人間関係が楽しくないとやっていけないと思ったんです。なのでカミングアウトして正解でしたね」
日本のゲイたちは職場でクローゼットなため、仕事とプライベートを完全に分けるひとが多い。
黒田さんのように、職場でカミングアウトを成功させるための秘訣などはあるのだろうか。
「もし職場でカミングアウトしたい人にアドバイスするなら、明るく言った方がいいですよ!僕はこのキャラなのもありますが、あっけらかんとカミングアウトすると意外と周りもあっさり受け入れてくれるものです。暗~く深刻に言うと相手にもプレッシャーを与えてしまいますしね」
ハツラツと話す黒田さんには周囲を明るくする話術がある。
たしかに、明るくカミングアウトすることができれば、
黒田さんには別の顔であるGOGOボーイ「GOGO RICO」としても活動している。
さらには、最終選考を突破してテレビ番組『TBSのSASUKE』へ出演を果たすなど、仕事だけでなくバイタリティに溢れたゲイライフを送っている。
「やりたいことがあったらやりたい性格なんですよ。仕事も好きですが、やりたいことを我慢したくはない。平日は仕事をキッチリ終わらせて、ジムやダンスに通ったり、週一ではエステに行くように心がけています。プライベートの充実あってこそ仕事の充実だと思っていますから」
仕事もプライベートも楽しむその姿勢は、ゲイ的なワークライフバランスのヒントになりそうだ。
「もちろん全員が僕のケースに当てはまるとは思っていないです。だけど『こういう働き方もあるんだ』と知ってくれるだけで、誰かが何か変わるキッカケになってくれたら嬉しいですね」
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