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ひと夏のアバンチュール・・・のハズが
男の自信喪失!?

多くの人が「ひと夏のアバンチュール(危険な火遊び)」を経験したことがあるハズ。危険な恋にはセックスが付き物だが、そんなセックスの楽しみも”あること”が原因で絶望のドン底に突き落とされることがある。今回は都心に暮らすゲイ男性ダイスケを主人公に、セックスにまつわる悲劇をドラマ仕立てで紹介していくよ。ぜひチェック!

Photo:Shimpei Suzuki
Model : Kenta Takahashi, MASAKI, Douglas Takizawa

ダイスケの人にいえない悩みは・・・

「セックスレス」

 

 

ダイスケは、都心住みの33歳。

大学卒業から3年間ロンドンに留学していたこともあり英語が堪能。

現在は大手の外資系商社に勤め、仕事をバリバリこなすビジネスマンだ。

 

仕事もプライベートも充実しており、誰がどうみてもシャイニーなゲイライフを送るダイスケだが、唯一の不満は「セックスレス」なこと。

 

ダイスケには5年間交際中で同棲している彼氏・マコトがいるが、ここ2年ぐらいセックスは皆無。彼氏との生活に何も不満はないけど、やっぱりセックスがないのは少しさびしい。

 

 

そんなある日、テーブルに置き忘れてあった彼氏のスケジュール帳をなにげなく開いてみた。

すると、同じ名前の男と毎週食事の予定を入れているのを発見!

 

 

 

 

「毎週その日は残業って言ってたくせに…これは怪しいぞ」。長年セックスレスなこともあり、浮気だと確信したダイスケ。

 

ちなみに、現在マコトは夏休みでハワイへ旅行中。

ダイスケと休みが合わないため友達グループで遊びに行ってるのだが、そのことも内心モヤモヤしていた。

 

 

 

 

「そういえば最近行動が怪しいと思っていたんだよね。てか夏休みで10日間もハワイとか。。。絶対現地で男遊びするんだろうな」「よし、こうなったら自分もひと夏のアバンチュールしてやる!!!」

 

そう決意したダイスケは、久々に出会い系アプリに登録。男探しをスタートする。

「アプリ久々過ぎるなぁ〜。お!この可愛い子にメッセしてみよう」

 

 

 

 

イケメンにメッセしたところ返信が。

サクサクとやり取りが進み、平日夜のデートにこぎつけた!

 

イケメンとデートするも・・・

勃たない!!

 

アプリで出会ったのはユウタ。ジムでインストラクターをしている25歳だ。

二人は新宿の外れにあるNY風ダイナーでご飯することにした。

 

 

 

 

ユウタはイントラだけあって、締まったカラダと褐色の肌がセクシーだ。

久々のデートとあって浮かれるダイスケ。

 

ご飯のあとはゲイバーを2件ハシゴして、二人ともいい感じに酔ってきた。

 

「もうちょっと一緒にいたいな」

ホテルに誘うダイスケ。

 

「う〜ん、添い寝だけなら(笑)」とまんざらでもないユウタ。

 

 

ホテルに到着するやいなや、ユウタをベッドに押し倒す。久々のセックスにボルテージはMAXだ!

 

 

 

 

ひさびさのケツに心踊るダイスケ。

前戯は軽くすませ────いざ、挿入へ!

 

・・・・

・・・・・・

・・あれ?・・・・・全然勃たない…

 

今までにないぐらい興奮してるのに全く反応してくれないムスコ。

 

「(え…なんでなんで!?!?)」

 

いくら気持ちを奮い立たせても、ユウタのエロいカラダを見ても勃たない。

試しに半ボッキ状態で挿入を試みるも、うまくいかず。

 

ダイスケは焦りと恥ずかしさで胸がいっぱいに。結局、挿入することもイクこともなく終わった。

 

 

 

 

「だ、、、大丈夫ですよ。。きっと飲みすぎたんですよ」

 

ユウタが励ましてくれるが、ダイスケは自分の不甲斐なさにショックで打ちひしがれていた───。

 

女友達からのアドバイス

必勃アイテムをもらう

次の日。

ダイスケはロンドン留学以来の親友リサコと、代官山にある「ペルズ コーヒー&バー」でミートアップ。

 

 

 

 

リサコはLA発のアパレル会社でPRをしているバリキャリ女子だ。

 

ダイスケは昨日のできごとを詳細に話した。

話を聞いたリサコは、「まぁ、イケメンを前に緊張しちゃうのは分からなくもないけど、アンタその歳で勃たないとかヤバイくない?」と追い討ちをかける。

 

 

 

ちなみに、最近リサコには49歳の彼氏(バツイチ子ナシ)ができた。

リサコの会社の展示会でバッタリ会ったことあるが、イタリアかぶれで雑誌LEONから出てきたようなちょいワル風オヤジだ。バイタリティに溢れているのは一目瞭然。

 

「だよね〜。てかさ、リサコの彼氏は49なんでしょ?一晩で3回イクとか言ってたじゃん。なんでそんなタフなわけ?」ダイスケが聞いた。

 

「もちろん何もしてないわけないじゃん!うちの彼氏これ飲んでるのよ」と、リサコはおもむろにバッグから何かを取り出した。

 

 

 

「え、何これ??」

 

「これはね、『スタンドアップ エキサイト』って言って、勃ちをよくしてくれるドリンクなの。でもよくある精力剤と違って、男性ホルモンを上げる「テストフェン」と2週間以上も飛び続ける渡り鳥の羽に着目して発見された成分「イミダゾールジペプチド」を配合したスーパードリンクなのね。うちの彼氏の”必勃”アイテムよ」

 

まさか女子のポーチから勃起サポートドリンクが登場するとは。

リサコは「アンタ悩んでんだったら試しに飲んでみなよ!」と1本あげたのだった。

 

「へぇーーー、今までこういうモノ飲んだことなかったかも。てかなんでアンタ持ち歩いてるワケ!?」

 

「だっていつ何時やるかわからないじゃん?ゴムを携帯するのと同じ感覚よ」

 

「さすが強めだわ…」

 

 

 

 

そんなこんなで、『スタンドアップ エキサイト』をもらったダイスケ。

ゴールドと黒のパッケージがいかにも効きそうな見た目だし、ダメ元でもう一度トライしてみようと思い立つ。

 

再度ユウタにメールしてみた。

 

 

 

 

幸い二人とも酔ってたこともあり、意外とユウタは気にしていなかったみたい。すんなり今週末に予定を取り付けた。

 

「今後は自宅で、万全の体制でセックスに臨もう!!」

前はラブホだから緊張したのかと、今度は自宅でやることにした。

 

***

 

いよいよデートの日。

「セックスのシミュレーションもばっちりだし・・・あとはあのドリンクに頼るか!」

リサコにもらった『スタンドアップ エキサイト』をグイッと飲んだ。

 

 

 

こころなしかカラダがほてってきて、奥底からエナジーがわいてくる感じがする。

 

「よし!!今日は頑張ってみよう」

いざ・・・リベンジセックス!

 

「この前は何というか…ゴメンね」

 

ユウタを目の前にするとやや緊張するダイスケ。

 

 

 

 

「大丈夫ですよ。緊張しないでくださいね」とユウタ。

最初はユウタのリードで、ゆっくりスタートした。

 

 

 

 

「(お、ギンギンになってきた…!イケそうかも)」

 

ダイスケは確かな手応えを感じた。

ムスコが熱くなったところで攻守逆転し一気に攻めこむのだった───。

 

 

 

 

最初は緊張していたダイスケだったが、中折れせずに最後までフィニッシュできた。しかも2回も!

 

言葉にできない充実感に包まれる。

「めちゃめちゃ気持ちよかったですよ」ユウタにも褒められご満悦だ。

 

 

 

 

『スタンドアップ エキサイト』を飲むまでは半信半疑だったが、最高なセックスができたことで、ダイスケはすっかり自信を取り戻した。

・・・3日後・・・

 

ひと夏のアバンチュールは大成功?

・・・・といいたいところだが、実はここから悲劇が。

 

3日後、マコトが海外から帰国。

マコトは旅のおみやげ話をしたくてウズウズしているが、ダイスケは何やらスマホに夢中でうわの空。

 

そう、あの最高のセックスの後、ユウタと毎日メールするようになっていた。

 

 

 

 

「(なんかおかしいぞ…)」

 

ダイスケのうわついた様子にうたがいをもったマコトは、ダイスケがトイレに入ったのを確認すると、テーブルに置かれたスマホをそーーっとのぞき込んだ。

 

するとそこには、浮気相手・ユウタとのラブラブなやり取りが・・・!!!

 

 

 

 

動かぬ証拠をつかんだマコトは、ダイスケに詰め寄る!!

「おい、旅行中に浮気してただろ!」「普段使わない食器とか、家具の位置が若干変わっているからおかしいなぁ?と思ってたんだよね!」とまくし立てる。

 

 

 

 

最初は否定していたダイスケだったが、スマホの画面まで出されると開き直りだした。

 

「だってさ…マコトこそ浮気してんじゃん!俺見ちゃったから、毎週残業ってウソついて男と会ってたの」

 

手帳に書かれたことを暴露した。

 

 

 

 

「え…?何ワケのわかんないこと言ってんの??・・・あ、もしかしてあれかよ!!」

 

マコトは話し始めた。

実はその手帳に書かれた謎の男とは行政書士だったことを。

 

マコトは交際5年になるダイスケと渋谷区の「同性パートナーシップ制度」を結びたいと考えており、証明書の作成についてゲイバーで知り合った行政書士の人に相談していたのだった。

 

そのことはダイスケに秘密にするため、内緒で会っていたというわけだ。

 

 

 

 

「え、、、そうだったの、、、、」

 

確実に浮気とふんでいたのに、実は自分のことを考えて動いてくれてたなんて───。

 

ダイスケは自分のおろかさが恥ずかしくなり、涙があふれた。

 

 

 

 

ダイスケが泣く様子を優しく見つめるマコト。

怒りは消え、いつも通りの愛おしさが戻ってきた。

 

ダイスケが落ち着いたところで、二人はセックスレスについて話し合った。

 

 

 

 

「実は・・・」

と切り出すダイスケ、マコトと付き合った当初はウケだったが、最近タチにも目覚めたことを告白した。

 

「ここ1年ぐらいかな、タチがしたいなって。でもマコトはバリタチだから絶対ムリだろうなって、悶々としててさ…。たぶんそれもあって浮気しちゃったんだと思う」

 

思っていたことを正直に伝えた。

するとマコトからは意外な反応が・・・

 

「そうなんだ。実は俺もさ…最近ウケしてみたいなと思ってて。俺って今までタチしかしたことないじゃん?だから何となく興味あって。でもなんか恥ずかしくて言えなくてさ…」

 

まさかのカミングアウトだった。

 

「え、そうなんだ!意外!!!!」と驚くダイスケ。

 

 

   「・・・・んじゃ、

      ・・・・・今からヤる?

 

そう言ったダイスケに、マコトは待ってましたとばかりに抱きついた!

 

 

 

 

2年ぶりのセックス、それはそれは熱く燃え上がった。

カップルでセックスについて話すのは照れ臭いけど、正直に話し合ったことで大きく成長した二人。

 

またダイスケ自身も、勃ちが悪く中折れするコンプレックスを解消できたので、これから楽しいセックスライフを送れるはずだ。

 

 

 

***

 

どうだっただろうか?

もちろん浮気はダメだけど、セックスレスが原因で火遊びしちゃう人、多いよね。

 

またダイスケのように、勃ちが悪く中折れしやすい人や、緊張して勃たない人、加齢で勃起力が落ちている人は意外と多い。

 

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Photo:Shinpei Suzuki
Model : Kenta Takahashi, MASAKI, Douglas

撮影協力:PELLS coffee&bar (東京都渋谷区鶯谷町3-4)