アルファ ロメオ生誕の地「イタリア」では、ルネサンス時代から現在に至るまで、世界のファッションやアートシーンを牽引してきた。
それはフレグランスも同じで、数100年続く老舗から最近話題の「ニッチフレグランス」まで、世界に類をみないユニークな香水メーカーが多いことで知られている。
そこで今回は、秋冬シーズンにオススメしたい「イタリア発のアートなフレグランス」を紹介。
サンタ・マリア・ノヴェッラ
イタリア・フィレンツェで生まれ、800年近い歴史を持つ世界最古の薬局「サンタ・マリア・ノヴェッラ」。
ルネサンス時代、アルファ ロメオ生誕の地ミラノには、所縁あるヴィスコンティ家が君臨していたが、同じくルネサンスの本拠地フィレンツェではメディチ家が統治していた。
メディチ家に愛された「サンタ・マリア・ノヴェッラ」は、カテリーナ・ディ・メディチがフランスのアンリ2世へ嫁いだ際に「アックア・デッラ・レジーナ」(王妃の水)
これは、同ブランドを象徴する香りであり、オーデコロンの起源となった香りなのだ。
ブランドを象徴する香り「サンタ・マリア・ノヴェッラ」をはじめ、現在オーデコロンは40種類以上にのぼるが、その全てがユニセックスで使用できる。
編集部の一押しは「サンダーロ」と「フィエノ」だ。
「サンダーロ」は、インドでは法律で厳しく伐採を規制している貴重な高級樹木サンダルウッド(白檀)を使用した香り。安定感のあるウッディーな香りは、メンズライクでやみつきになること間違いなし。
「フィエノ」は、あのナポレオンが愛用していたことで知られる名香。グリーンでフレッシュな草の香りが特徴。歴史が物語るように、気品を求めるメンズにオススメの一品。
ミルコ・ブッフィーニ・フィレンツェ
イタリア・フィレンツェで生まれた「ミルコ・ブッフィーニ・フィレンツェ」。
豊潤で薫り高いウィスキーのように、自然抽出成分を75日間寝かせブレンドするという贅沢なフレグランス。
全12種類がユニセックスで使用でき、特にオススメは「GODS」と「HAIKU」の2つだ。
「GODS」は、その神々しい名前の通り、ギリシア神話に登場する、癒しを司る女神「パナケイア」をイメージして作られた香り。
最初に飛び込んでくるブラックペッパーの刺激に始まり、後に香るシダーとムスクで落ち着きを表現している。
「HAIKU(俳句)」は、俳人・松尾芭蕉からインスピレーションを受けて作られた和洋折衷なフレグランス。
「自然界の素晴らしき一瞬を表現した」という同フレグランスは、ダマスクローズ&ホワイトフラワーの中にふとベリーが香る、感性が研ぎ澄まされる厳かで繊細な香りだ。
ラボラトリオ・オルファティーボ
イタリアをはじめとして、全世界に広まっている「ニッチフレグランス」のうねり。大量生産ではない、本物志向を求めている人には「ラボラトリオ・オルファティーボ」をオススメしたい。
同ブランドは、極めて実験的でユニークな12種類がラインナップ。
また、嗅覚体験を阻害しないミニマムでスタイリッシュなデザインが特徴だ。
編集部のオススメは「デコベール」と「カシノワール」。
「デコベール」は、花・野菜・新緑の3つの異なるタイプのフレグランスが融合した実験的な1本。フレッシュながら落ち着いたムスクとウッディーが香り、まるで森のオアシスにいるかのような嗅覚体験へと誘ってくれる。
「カシノワール」は、理性を惑わし感覚を狂わせる”媚薬”のような香り。
優美なローズ、レモン、ラベンダーが香り、最後に立ち現れるパチュリが最高にぞくぞくさせてくれる。
番外編:「アルファ ロメオ」のフレグランス?
アルファ ロメオにも「フレグランス(香り)」があるのをご存知だろうか?
これは自動車用のアロマディフューザーで、アルファ ロメオのロゴが入ったオリジナル商品だ。
「Passion Fruit」は、オレンジ、ライム、グレープフルーツに、ベンゾイン、ベルガモットといった6種類の香りをミックスしたナチュラルエッセンシャルオイル。柑橘系の爽やかな香りが、あなたのドライブのひとときを心地良く演出してくれる。
同アロマディフューザーは、先日発売された全国100台の限定車『MiTo Regale(ミト レガーレ)』に装着されているほか、公式オンラインショップにて単品購入もできる。
アルファ ロメオの世界(Mondo Alfa)についてさらに知りたい方は公式Mondo Alfaサイトまで。