2016年も残すところ僅かだが、年末年始の連休の予定は立てているだろうか?
もしまだ年末の予定を立てていないのなら、アルファ ロメオの生誕の地「イタリア」の旅を提案したい。
世界的観光地として有名なイタリアは、通常は春〜夏に訪れる人が多いが、今回はあえて “冬こそオススメしたい” イタリアの魅力を紹介。
オススメ① オフシーズンの冬は、どこも空いてる!
イタリアは世界遺産が51カ所存在し、その保有数は世界一位!
見所満載のイタリアだが、難点をあげるなら「どこに行っても混んでいる」ことだ。
イタリアに訪れたことがある人なら想像つくが、バチカン美術館、コロッセオといった多くの観光名所は、2~3以上時間待ちが当たり前の大・大・大混雑状態。
観光名所ではない市街地でも観光客がごった返している。
しかし、ハイシーズンの夏に比べ、ローシーズンの冬の観光客数は1/3ほどに減少。よって比較的どこも空いていて、ストレスなく観光できるのだ。
オススメ② オフシーズンのイタリアは安い!
イタリアに限らないが、オフシーズンの冬のヨーロッパはなんでも安い。
宿泊費は夏の約半分以下、航空券もハイシーズンの2/3ほどと、高額になりがちなヨーロッパ旅行でも安くお徳な旅ができるのだ。
また、「冬のヨーロッパは極寒」というイメージがあるが、パリやロンドンに比べ緯度の低いイタリアは冬でも比較的過ごしやすい。
ちなみに冬のローマの平均気温は東京とほぼ同じなので、気温のギャップが少ない。
初めてのイタリア旅、行くべき都市はここ!
北はミラノ〜南はナポリまで、イタリアは各都市によって特色が異なる為、本来であれば全ての主要都市を周ってほしいところ。だが現実的に時間も余裕もないのであれば、絶対行くべき3都市を紹介したい。
① 絶対に外せない永遠の都「ローマ」
ローマ抜きにイタリアは語れない。
ローマ帝国時代からの古い歴史がそのまま残る街並みは、市街を散策するだけでも十分楽しめる。イタリア一名所の多いローマの絶対外せないスポット3つを紹介。
円形闘技場「コロッセオ」は、古代ローマ帝国を象徴する建造物。5万人を収容する同競技場は、映画「グラディエーター」に登場する剣闘士たちが死闘を繰り広げた場所で、石造りの闘技場内に足を踏み入れると、当時の様子が目に浮かんでくる。
余談だが、コロッセオのすぐ側にあるイタリアで最も有名なゲイバー「Coming Out」(お昼はカフェ営業)があり、こちらではテラス席からお茶を飲みながら優雅にコロッセオを眺めることができる。
また、ローマに来たら世界最小国「バチカン市国」に訪れてみよう。バチカン内にある「バチカン美術館」は、古代ローマ教皇の500年分のコレクションを展示する世界最大級の美術館。
大小合わせ25もの美術館・博物館で構成されており、1日であっても周りきれない為、予め「必ず見る作品」をリストアップして臨むべし。また、当日券は2~3時間待ちが当たり前なので、事前にネット予約するのがベター。
世界最大の石造り建築の「パンテオン宮殿」。2000年前の建築物がほぼ完全な形で残っている同建築は一見の価値あり。こちらは世界遺産ながら入場無料なのが嬉しい。
また、パンテオンから徒歩すぐにある「ナヴォーナ広場」もオススメ。開放的な広場は人で賑わっており、ローマで1番有名な朝市が開かれている。
② 感動の連続、水の都「ベネチア」
イタリアの中でも最もユニークな場所、それが水の都「ベネチア」だ。
水に囲まれた街ベネチアでは、公共の交通手段がゴンドラ&フェリーのみで車は一切無し。数百年の時が止まったような美しい街並みは、一度訪れるとその魅力にハマってしまうこと間違いない。
ベネチアはヨーロッパ随一の観光名所なので、世界中から観光客が押し寄せる。
コンパクトな街にハイシーズンは観光客でごった返すところ、ローシーズンは人が少なく落ち着いている為、ゆっくりとした観光が楽しめる。
ベネチアに訪れたなら必ず行くべきスポット「サン・マルコ寺院」は、ナポレオンが「世界一美しい広場」と評した場所だ。
ベネチアは「ベネチア共和国」として独立国家だったこともあり、サン・マルコ寺院などの建築様式がローマやフィレンツェといった主要なイタリアの建造物とは大きく異なっている。
また、サン・マルコ寺院の広場にはカフェのテラス席がずらりと並んでおり、寺院を見ながら優雅にお茶を楽しむという、至極の贅沢を味わうことができる。
③ 最先端のトレンドを生む街「ミラノ」
世界4大コレクションの開催地の一つ「ミラノ」は、多くのブランドを輩出するイタリアメゾンのメッカ。
高級メゾンのブティックが立ち並び洗練された雰囲気は、他のイタリアの都市とはまた違った印象をもたらしてくれる。
ミラノで最も有名な観光地といえば「ドゥオーモ」だ。ミラノ大聖堂と呼ばれ、聖母マリアの為に作られた教会。
建物内部には135本の尖塔があり、その先に一人づつ聖人が立ち、一番高い位置に金のマリア像が輝く。世界最大級のゴシック建築の壮観さに心奪われることだろう。
イタリアといえば、オペラの聖地としてあまりにも有名。
先ほどのドゥオーモのある広場から南に進むと、そのままミラノスカラ広場(スカラ座)に辿り着く。
スカラ座は通常夜に上演され、公演のない昼間は2階の博物館が一般公開されており、歴代のオペラ歌手の舞台衣装が展示されている。
ミラノの夜は、ドレスアップしてオペラ鑑賞を楽しんでみてはどうだろうか。
また、ミラノといえば「アルファ ロメオ」発祥の地で、世界唯一の「アルファ ロメオ歴史博物館」がある場所だ。
ブランド創業105周年を機にリニューアルオープンした同博物館は、「時系列(Timeline)」「美しさ(Beauty)」、「スピード(Speed)」といった各テーマごとにフロアが分かれており、アルファ ロメオの歴代の名車が集結。博物館からカフェ、ブックショップ、ショールームが併設された同施設は、アルファ ロメオの世界観を思う存分体感出来る。
ぜひ、ミラノに訪れた際は「アルファ ロメオ歴史博物館」を訪れてみてほしい。
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