アルファ ロメオの真の魅力は、やはりオーナーでないと分からない。
そこで今回は、「イタリアのヒルタウン」をモチーフにした川崎の商業施設「ラ チッタデッラ」を運営する、株式会社 チッタ エンタテイメント 代表取締役社長、美須アレッサンドロさんに、愛車ジュリエッタの魅力、同施設の見所を聞いてみた。
愛車「ジュリエッタ」について。購入のキッカケは何だったのでしょうか?
以前、ラ チッタデッラでアルファ ロメオの展示イベントがあり、そこで見たのがキッカケですね。
私は10年周期で車を買い替えているのですが、ちょうど買い替え時でジュリエッタを見て、欲しいなあと思いました。
実は、イタリア車を買ったのはアルファ ロメオが初めてなんです。
自分のルーツがイタリアということもあり、「そのまんま感」があまり好きではなくて(笑)
ただ、ジュリエッタを展示で見たときに、高級感がありとても洗練されていて、近年のモデルでは1番かっこいいと思い購入を決めましたね。
「ジュリエッタ」に感じるイタリアらしさ
イタリア車もそうですが、イタリアって、生活の全てにおいて「デザイン」を最重視しています。
例えば、道路の石畳。
このラ チッタデッラ内の道もそうですが、イタリアの石畳ってボコボコしているんですよ。本来歩きにくいじゃないですか?
歩くと疲れるし、ヒールを履いた女性はつっかえちゃうし、車で走ってもボコボコする。だけど石畳って趣があって景観としては素晴らしい。そういった風に、実用性ではなく見た目の美しさをチョイスするんです。
「ジュリエッタ」においても同じことが言えていて、例えば後部ドアのハンドル部分。
通常の後部ハンドルの位置ではなく、ウィンドウと一体化しており、デザインを最優先した設計になっています。
「実用性とデザイン」、どちらを取るかといった時にデザインを選ぶ。それがアルファ ロメオ然り、イタリア美学の本質なんだと思います。
「イタリア」といえば、運営されている複合商業施設ラ チッタデッラは、「イタリアのヒルタウン」をモチーフにされていると伺いました
イタリア人って、冬でもテラスでお茶したり、ジェラートを食べたり、井戸端会議をしたりと、とても開放的な文化があります。
そんなイタリアの雰囲気やライフスタイルを提案する施設として、ラ チッタデッラのオープンに至りました。
オープン当時(2002年時)は、そういう商業施設が日本には無かったですからね。
多くの商業施設は建物内に飲食店やらのテナントが収まっており閉鎖的な印象でした。それを、イタリアの街並みを表現するべく、外を活用した開放的な空間設計にしています。
空間設計を行う中で気をつけた点は、「立体感」ですね。
イタリアは丘の上に教会があり、そこから放射状に広がり街ができています。
なので、街は坂が多く小道も多い。街を散策していると新しい発見があって楽しいんですよね。
そんなイタリアの街並みを施設内で表現するには、立体的でないといけない。
そこで、メイン通りに「アーチ」を作って、建物間の行き来をしやすくし、立体感と利便性を両立させた造りにしています。
アレッサンドロさんから見る、ラ チッタデッラのおすすめポイントとは?
ラ チッタデッラは飲食店が充実していることや、映画館やライブホールがあったりと、夜遊びに長けている点ですね。
映画を見て、ご飯を食べて、お酒を一杯引っかける。
お客さんの年代も20代後半~40代が1番多いため、ブラリと立ち寄って安心して夜遊びができる”大人の為のスポット”として是非オススメしたいですね。
ラ チッタデッラでは、商業施設としては珍しくLGBT向けイベント「今めかしないと」を開催していますよね
ラ チッタデッラのある川崎市では、市のテーマとしてダイバーシティを掲げています。その中の一つとして、LGBTはとても重視しています。
LGBTの方々は、ファッションやエンタメにおいて最先端を求める方々が多いですし、エンタメ施設として充実しているこのラ チッタデッラで、何かイベントができないかなと思って初めたのが『今めかしないと』ですね。
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先日の第二回目は、クラブチッタ(ライブホール)で開催し、同時開催したLGBT映画上映「レインボーシアター」はチネチッタ(映画館)で行いました。不定期ではありますが、今後も定期的に開催できるようにしていきたいですね。
同イベントは「色気がある大人なイベント」をコンセプトに、LGBTの人たちもそうじゃない人も、誰もが楽しめるエッヂが効いたイベントになっています。是非気軽に遊びにきてください。
話しを車に戻しますと──愛車「ジュリエッタ」で気に入っている点はどこでしょうか?
1番気に入っている点はフロント部分ですね。
アルファ ロメオのエンブレムといい、車体の筋肉質な感じといい、すごく高級感があります。
内装は、ボディーカラーが黒なので、シートは赤をチョイスしました。
黒と赤のコントラストがかっこ良くて気に入っています。
また、革張りのシートは適度な硬さなので、長時間乗っていても疲れなくて快適ですね。
「ジュリエッタ」のあるライフスタイルとは
仕事が忙しくてなかなか遠出ができないので、主には通勤で利用していますね。
どちらかというと街乗りに向いている車なので、複雑な東京の街に合っていると思います。
また、運転している時は一人の時間が取れるので、仕事で煮詰まった時なんかにふらっとドライブします。私にとってのジュリエッタは、ライフスタイルに欠かせない「リフレッシュできる空間」ですね。
愛車「ジュリエッタ」について語ってもらったアレッサンドロさん。
イタリア車らしいスタイリッシュなデザインと官能的なドライビングフィールをもたらしてくれる「ジュリエッタ」を、是非あなたも体感してみてはどうだろうか。
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