性感染症だけでなく、セックスについて全般相談できるゲイフレンドリーなクリニック
多くのゲイ・バイ男性たちは、アナルに悩みがあってもなかなか一般の病院に相談できないことが多いのではないだろうか?
たとえば、「この前無理してガン堀りされてから出血が酷い・・なんかお尻に違和感がある・・」と、アナルが痛み病院に行ったとしよう。
勇気を出して医師にアナルセックスをしたと伝えると「肛門は性器ではありません。アナルセックスをやめるべきです」と言われてしまうことだってある。
そんな”そもそも論”を語られても困るよね?
岡医師「ゲイ・バイ男性たちのアナルセックスは前提として捉えています。そこを否定することはもちろんありません。医師はすべてゲイフレンドリーですので、性感染症からセックスの悩みについては包み隠さず相談してください」
「この『SH外来』は性病検査がメインですが、ここは総合病院ですので、例えばアナルに問題があったり、カラダに異常が見つかった等の場合は、専門診療科へ紹介しますので、そこで治療を受けることが出来ます」
日本のゲイたちにも「セクシャルヘルス」の意識が浸透してほしい
岡医師は、日本のゲイ・バイセクシャル男性たちにも「セクシャルヘルス」の意識が浸透してほしいと語る。
「アメリカやオーストラリアでは、ゲイたちが性の健康診断(セクシャルヘルス)をすることは当たり前になっています。大人の義務として、自身のカラダの健康維持の一つという考えです。日本でもガン検診や年に一度の定期検診はみんなしますよね?それと一緒で、楽しい人生や、セックスライフを送るためには「性の健康診断=セクシャルヘルス」がとても大事なんです」
「主な性感染症(梅毒、クラミジア、淋病)は、薬でほぼ100%治りますが、厄介なことに何度でも感染する危険性があります。なので定期検診が必要なのです」
SH外来では、3ヶ月に1度の定期検診を推奨している。
検査では、HIV、梅毒、肛門(クラミジア、淋菌)の4つを一気に検査でき、検査結果は数日後にメールで届くので、とても手軽に定期検診をうけることができる。
ちなみに肛門検査はとても簡単で、初診時は医師による検査を行うが、次回以降は「肛門の検査キット」を渡され、自分で手軽に検診できる。
なお、この肛門検診を行っているのは日本でこの『SH外来』のみ。
同外来では、ゲイ・バイ男性のための性感染症検査ほか、PEP(暴露後予防薬)の処方も可能な、日本で唯一のクリニックだ。
ゲイ・バイ男性にとって最大の敵は「HIV/エイズ」だと思いがちだが、ちゃんと肛門の性感染症も定期検診してこそ、今後の楽しいセックスライフにつながるのだ。
その他の詳しい情報は、SH外来のHPでチェックしてみてほしい。