オスカー女優ケイト・ブランシェットが、2月11日公開の映画『キャロル』のプロモーションの為、6年ぶりに来日した。
映画『キャロル』は、女性同士の恋愛を描くLGBT映画。
ケイト・ブランシェットとルーニー・マーラの美しき共演に、オスカー受賞暦をもつオープンリーゲイ監督トッド・ヘインズがメガホンを取った。
同作は、本年度アカデミー賞にて主要部門を含む6部門にノミネートされており、オスカー最有力候補として注目されている。
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1月22日、『キャロル』ジャパンプレミア会場に登場したケイト・ブランシェット。会場に女優の寺島しのぶも駆けつけた。
ケイト・ブランシェットは、アカデミー賞ノミネートについて、「本当に素晴らしいこと。ルーニーとの2人の愛が描かれている作品で、ルーニーとダブルノミネートされたことが嬉しいです」と笑顔でコメント。
また、映画については「当時(1950年代)は、殺人や銃ではなく、(同性愛)愛が犯罪だったの。トッド・ヘインズだからこそ、こういった作品ができたと思います」
「ジェンダーの垣根を超えたロミオとジュリエット。壮大で純粋な愛が描かれています。どんな形であれ、愛は愛であることに変わりはありません」と力強く語った。
ケイトと同じく、映画『ヘルタースケルター』でレズビアンシーン経験のある寺島しのぶは、「これぞ映画!という作品。心を掴んで離さない演技が素晴らしかった。幅広い役を演じられる役作り・憑依の仕方など、同業者として尊敬します」「本当に夢のような美しい映画でした。2・3回と見たくなる作品です」と絶賛した。
映画『キャロル』は、2月11日(祝・木)より全国劇場公開される。