January 24th, 2018

日本の女装・男装のルーツとは?企画展「江戸の女装と男装」が開催

日本では古来より、男性が女装を、女性が男装をする「異性装」の文化があることを知っているだろうか?

 

歌舞伎や浮世絵に代表される「女装・男装」にフォーカスした企画展「江戸の女装と男装」が、東京・太田記念美術館で開催される。会期は2018年3月2日~25日まで。

 

 

(左)月岡芳年「つき百姿 桜さくすみだの川にこぐふねも くれて関屋に月をこそ見れ 水木辰の助」|(右)東洲斎写楽「三代目瀬川菊之丞の田辺文蔵の妻おしづ」

 

男女の境界を行き来する江戸文化

女装・男装文化は、西洋・東洋、広く世界中で見られている文化。

 

日本では、「古事記」のヤマトタケルが女装して熊襲を退治した話や、歌舞伎には女形、女装の盗賊・弁天小僧をはじめ、異性装の登場人物が多数登場。

 

 

(左)月岡芳年「月百姿 賊巣の月 小碓皇子」|(右)歌川国貞(三代豊国)「豊国漫画図絵 弁天小僧菊之助」

 

浮世絵にいたっては、歴史や物語に登場する人物の男女を入れ替えて、その時代らしい描写に仕上げる絵が多く存在する。

 

この「男女が入れ替わる」という点は、大ヒット映画「君の名は。」と構想が似ているが、これが特段新しい発想ではなく、すでに江戸時代には存在していたことがわかる。

 

 

勝川春好「三代目瀬川菊之丞の女助六」

 

 

同展では、江戸時代に描かれた浮世絵を通して、男女の境界を自由に行き来する江戸の風俗や文化に迫る。

 

これは、現在のLGBTなどのセクシャルマイノリティやジェンダー論にもつながる、非常に興味深い企画展だ。

もしかしたら、日本のドラァグクイーン(キング)のルーツは、江戸時代にあるのかもしれない。

 

江戸の女装と男装
会期:2018年3月2日~25日
会場:太田記念美術館(HP
電話番号:03-5777-8600
開館時間:10:30~17:30 ※入館は閉館の30分前まで
休館日:月
入館料:一般 700円|大高生 500円|中学生以下無料

 

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