ボーイフレンドの死から過食症に陥った40代の男チャーリーを描く映画『ザ・ホエール』。
本年度アカデミー賞「主演男優賞」を受賞し、ゲイテーマも絡む映画として注目されている本作が、4月7日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国公開する。
ボーイフレンドの死のショックから、過食症に陥り、引きこもり状態になった主人公・チャーリー。体重はなんと272キロの巨体!
さらには心不全を患い自身の死期が近いことを悟ったことで、過食の原因ともなった長らく押し込め続けたトラウマと向き合うことを決意。
自らが壊してしまった家族、疎遠だった娘との絆を取り戻そうとする彼の最期の5日間を描く。
巨体のチャーリーを圧巻の演技でブレンダン・フレイザーは、本作の演技が評価されアカデミー賞「主演男優賞」を受賞。
チャーリーを演じるにあたり、こうコメントしている。
「この役を演じるのが怖かった。自分の限界を越えて深く掘り下げ、わたしのすべてを見せたつもりだ。それがこの映画に焼き付いているよ。あまりにハードでパーソナルな経験だったから、撮影の前と後では違う自分になっていた。このチャンスに感謝している」
そしてメガホンを取ったアロノフスキー監督は、「この映画の登場人物たちは善人でも悪人でもない。僕らと同じようにグレーゾーンの中で生きていて複雑だ。それでも皆お互いに対してのエンパシー(思いやり)を抱いている。以前よりも人々が互いに背を向けているような今だからこそ、重要な問いかけだと思う」とコメントした。
以下、予告編。
最愛のパートナーの死から、どうやって立ち直り、人生の意味を見出していくのか?
感動のラストは必見だ。