ゲイ矯正治療を描いた映画『ある少年の告白』に出演した歌手で俳優のトロイ・シヴァンが、映画出演にかけた想いを語った。
トロイ・シヴァンといえば、映画「ウルヴァリン」で子役デビューしたのち、YouTuberとして一躍有名に。その後は、モデル、歌手、インフルエンサーとしてミレニアル世代のアイコンとなった。
特に最近は歌手としての活躍が目覚ましく、アリアナ・グランデ、テイラー・スウィフト、チャーリーXCXらホットなアーティストと続々コラボをしている。
そんなトロイは久々に俳優としてスクリーンに登場する。
映画『ある少年の告白』は、ゲイを治すべく行われている”矯正治療”の実態を描いたもの。
アメリカでは年間77,000人もの同性愛者が矯正治療やセラピーに通わされており、治療を違法とした州もあれば、現在も公然と行われてる州もある。
運営するキリスト教系団体だけでなく、裏で保守派の政治家が支援していたりと、大きな社会問題となっている。
トロイは映画出演の想いを「可能な限りLGBTQコミュニティの力になりたい。僕が与えられた力を最大限に生かしたい」「脚本を読んで衝撃を受けた。誰かの命を救えると確信したんだ」と語った。
本作のメガホンを取ったジョエル・エドガートン監督についてトロイは、監督自身はストレート男性にも関わらず、この問題に関心を持ち映画化してくれたことを、監督の過去作品名(ザ・ギフト)になぞらえて「LGBTQコミュニティへのギフトだ」と話した。
インタビュー動画は以下から見ることができる。
本作は、トロイ・シヴァンのほか、ゲイの映画監督で俳優のグザヴィエ・ドランも出演。
そのほか、ニコール・キッドマン、ラッセル・クロウといったオスカー常連俳優が脇を固める豪華なキャストも見どころの一つ。
『ある少年の告白』は、4月19日(金)より、TOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー。