国内最大のLGBT映画を集めた映画祭「第28回レインボー・リール東京~東京国際レズビアン&ゲイ映画祭~」が7月に東京・表参道の2会場にて、計6日間にわたり開催される。
毎年、世界中から集めたレアなLGBT映画を上映することで知られており、今年は全12プログラム16作品を上映。うち1作品が世界初、10作品が日本初上陸作品となる。
目玉作品の一つは、世界初上映となる『クィア・ジャパン』。
アメリカ人監督のグレアム・コルビーンズが3年をかけて日本のLGBTQ+カルチャーを取材した骨太な作品で、ゲイ漫画家の田亀源五郎や、『Badi』『G-men』を創刊した長谷川博史など、日本を代表するアクティビストが多数出演する。
そのほかの話題作といえば、男娼の青年の恋を描く『ソバージュ』や、LGBTQ×スポーツに着目した『マリオ』、LGBTQ×軍隊の問題に鋭く切り込んだ『カナリア』『トランスミリタリ ー』などだ。
これらの作品には、現代社会が抱える問題や関心事が色濃く反映されており、そこに生きるセクシュアル・マイノリティの姿を赤裸々に描いている。
映画祭では、多彩なゲストを迎えたトークイベントも見逃せない。
例えば、韓国映画『花咲く季節が来るまで』ではキム・ジュンシク監督が来日トークイベントを行い、『マリオ』では、先日レズビアンを公表したサッカー選手・下山田 志帆氏らを招いて、LGBTQ×スポーツをテーマにトークイベント。
また、『クィア・ジャパン』『アスリート~俺が彼に溺れた日々~』でも、キャストや監督による舞台挨拶を予定している。
同映画祭は、東京・表参道の「東京ウィメンズプラザホール」にて2019年7月5日(金)~6日(土)の3日間でスタート。
次の週には、表参道の「スパイラルホール」に会場を移し、7月12日(金)~15 日(月・祝)の日程で開催。合計2会場・計6日間にわたり開催される。
毎年、人気作品はソールドアウトになるため、ぜひ観たい作品は前売りチケットを買って訪れてほしい。(当日券は鬼のように混むので、前売りが断然オススメ)