ゲイの恋愛は、一筋縄ではいかないことが多い。その理由は、彼らがパートナーを持つことを真剣に考えていない、恋愛の方向性が異なるなど様々だ。
そこで今回は『ゲイが恋人と破局してしまうありがちな10の理由』を、米ゲイメディアGAY POP BUZZから紹介したい。
1. 恋人に過度な期待をしている
過度な期待ほど恋愛を台無しにしてしまうものはない。「相手に期待をする」ということは、「自分にとって恋愛が上手くいくための条件を相手に提示している」ようなものだ。
恋人に以下のような期待をしている人は要注意だ。
・恋人の年収について「年収○○○以上」などの条件がある
・恋人に常に優しくしてくれることを求める
・恋人が自分の気持ちを察してくれる思い込む
・恋人が自分とのセックスに満足していることを疑わない
2. 依存してしまう
「恋人がどこにいて、何をしているのか常に気になる」といった状態に身を任せ、気づいたら泥沼の依存状態になっていた、なんていうのは良くある話だ。最初は恋人もあなたの気持ちを気遣ってくれるかもしれないが、しまいには「またか」とウンザリしてしまうだろう。
以下の症状が出ている人は要注意だ。
・一日に何度もメッセージをし、すぐに返事が来ないと気が済まない
・恋人の居場所が常に気になる
・例え恋人が仕事中でも「確認」のために電話をしてしまう
・恋人のケータイをチェックする
3. あまのじゃく
恋人が自分の思い通りにならないからといって、あまのじゃくになるのは賢明とは言えない。あまのじゃくな行動は、2人の関係を良好なものには決してしないだろう。
あまのじゃくの例は以下の通りだ。
・話し合いの中で、自分の気持ちをはっきりと言わない
・大丈夫じゃないのに「大丈夫」という
・2人の問題についての話し合いを拒否する
・恋愛感情を表に出さない
4. 自分勝手
一方、または双方が自分勝手であることが理由で破局してしまうゲイカップルは少なくないだろう。「自分勝手」という言葉は、少し曖昧なので以下に例を挙げておこう。
・ベッドで行為中に自分だけが気持ちよくなろうとするウケ or タチ
・一緒に住んでいるのに家事をやらない
・恋人の方が稼ぐからといって、自分は全く支払わない
5. 非誠実な態度をとる
誰でも失敗はする。それは仕方ないことだ。だからこそ、失敗してしまった時の態度や行動がものをいう。失敗した後に非誠実な態度をとれば、2人の関係は終わりに向かって進むことになるだろう。以下のような行為はオススメできない。
・自分の失態を恋人のせいにする
・自分の言動に責任を取らない
・謝る時は口だけ
・相手を傷つけるような態度を取っても「いつか忘れるだろう」と片付ける
・2人の関係が悪化し、相手にスペースが必要な時でも構わず攻め続ける
6. 恋愛関係を続けるためにお酒や薬に頼る
もちろん、すべてのゲイに当てはまるわけではないが、このような問題を抱えている人もいる。もしあなたやあなたの恋人が恋愛関係を続けるために、例えば2人で楽しい時間を過ごすためにお酒や薬に頼っているのなら、その関係は長くは続かないだろう。
・気持ちを高ぶらせるためにお酒を使う
・リラックスするために薬を使う必要がある
・飲むことやパーティーが好きな人と一緒にいたいと感じる
・お酒や薬がセックスの必需品になっている
7. 恋人のために時間を作らない
これは、長年連れ添っているカップルに多い。1人の時間をお互いに尊重しあっていたつもりが、相手のために時間を作ることを忘れ、ほとんど1人でいることになってしまう。「2人のことよりも、キャリアなど自分のことに熱中してしまっている」カップルは、恋人のために意識的に時間を作る必要があるかもしれない。以下のような人は要注意だ。
・仕事を最優先にしている
・いつでもどこでもスマホをいじっている
・自分のキャリアを最優先にする
・職場で役割を過度に買って出る
8. “もっといい人が現れる”と信じている
もしあなたが”もっといい人”を求めて次から次へと恋愛をしているのならば、それは大きな間違いだ。相手を知るには、思った以上に時間がかかることがある。次々に恋愛をしている人は、このような状態に陥ってないだろうか。
・相手を深く知る前に別れる
・相手の見た目や、収入、仕事、セックスについての理想が高い
・前の恋人と比べてしまう
・相手の悪いところばかり見てしまう
9. 早い段階でオープンリレーションシップに移行する
オープンリレーションシップとは、誰かと恋愛関係にありながら恋人と合意の上で他の人ともセックスをすることを指す。ここで言いたいのは、オープンリレーションシップが悪いということではない。完全に一対一の恋愛関係が上手くいくカップルもいれば、そうでないカップルもいる。けれども、もし2人が付き合って、たった数ヶ月、もしくは一年、信頼関係がしっかりと築けていないうちに恋人以外の人に性的欲求の解消を求めているのであれば、それは問題になりかねない。
・恋人以外の人とのセックスが恋人との恋愛関係を良好にすると考えている
・自分では抑えきれない感情のはけ口として、恋人以外の人セックスをしている
・自己の承認欲求のために恋人以外の人とセックスをする
・恋人を信頼できないために、すぐにオープンリレーションシップに移行する
・性的欲求を満たすために頻繁にポルノに頼る
10. 恋人との共通のゴールがない
これが最も大切かもしれない。もし、恋人との共通のゴールがなければ、その恋愛関係は長続きしないだろう。それぞれが異なるゴールを持っているのは構わないが、一緒に達成するゴールを一つや二つは設けておいたほうが良いだろう。以下のようなゴールがあれば長続きする関係が築けるかもしれない。
・一緒に住む家を買うために協力して働く
・恋人と一緒に目標貯金額を決めて働く
・リタイアの年齢を設定する、次の人生のゴールを一緒に定める
今回紹介した理由の多くは、ゲイ特有のものではなく、恋愛関係にある人間ならば誰しも当てはまる可能性がある。
当てはまる理由がある人は、意識的に改善するよう取り組めば、シングルの人は最良のパートナーを見つけられたり、すでにパートナーがいる人は恋人とずっと一緒にいられたりするかもしれない。