夏はいろんなアクティビティが豊富だけど、何をするにもとにかく暑い…!
そんなときは、涼しい屋内でアート鑑賞に浸るが最適だ。
今回は、この夏注目の「アート展・博物展」をピックアップして紹介するよ。
ベルリンを拠点にグローバルに活躍するアーティスト・塩田千春の過去最大規模の個展「塩田千春展:魂がふるえる」が、森美術館にて好評開催中。
展覧会では6点を中心に、立体作品、映像、写真、ドローイング、舞台美術の関連資料など、20年の活動を網羅的に体験できる。
数万の「糸」を使った大規模なインスタレーションは圧巻の一言!!
会場内は写真撮影OKなので、迫力ある世界観を写真に収めてみて。
現代アーティスト、ジュリアン・オピーによる大型展覧会が東京・初台の「東京オペラシティ アートギャラリー」にて開催中。
ロンドン出身のオピーは、ポートレートや風景を題材に、点と線という最小限で描かれた平面アートを得意としている。輪郭を強調した独特の作風は、日本の浮世絵やアニメからインスパイアされているそうだ。
新作を含む合計27点が展示され、すべて撮影OK。日本での展示会は約11年ぶりという貴重なものなので、ぜひともお見逃しなく!
70年代から世界的に活躍するアーティスト、クリスチャン・ボルタンスキーの過去最大の展覧会が東京・国立新美術館で開催中。
ボルタンスキーは衣服や写真、電球など身近にあるものを用い、宗教、戦争、政治など社会性のある作品を生み出すことで知られている。
今回はボルタンスキーの50年に渡る活動の全貌を紹介するもので、初期から最新作まで約46点もの作品を展示されるそうだ。
これまでにない大規模展で、ボルタンスキーの世界に浸ってみてはどうだろうか。
暑さを解消するには冷たいスイーツ?
それよりもカラダの芯からひんやりしたいのであれば、幽霊画を見るのがオススメ。
毎年夏に開催される「幽霊画展」が、東京・谷中の寺院「全生庵」にて8月いっぱい開催される。
怪談創作の参考に収集してきた数多くの幽霊画を展示されるそうで、普段は非公開で所蔵されている作品を1年に1度公開するという貴重な機会だ。
展示作品のほか、NHKでドラマ化された漫画『昭和元禄落語心中』の作者・雲田はるこ、落語家・金原亭馬玉をゲストに招いたトークセッションなどのイベントも実施されるそう。
ただ怖いだけでなく、美しい生と死を描いた幽霊画の世界をぜひご覧あれ。
夏休み恒例の博物展「恐竜博」が、東京「国立科学博物館」にて開催される。
展覧会は4つのゾーンで構成され、世界初公開となる化石や標本を交えながら、恐竜学の50年の歩みと最前線を紹介。そして今回の目玉は“謎の恐竜”デイノケイルス!
デイノケイルスは、1965年にモンゴル・ゴビ砂漠で発見された長さ2.4mの前あしの化石。「恐ろしい手」を意味する学名がつくも、その後前あし以外の化石が見つからず、長い間“謎の恐竜”とされてきた。そんな謎の恐竜を紐解く化石や資料が初公開される。
太古のロマンに浸れる恐竜展は、子供の頃とはまた違った感動を味わえるはずだ。ぜひ友達や恋人と行ってみて。
「東京国立近代美術館」では、現在「MOMATサマーフェス」を開催中!
「高畑勲展─日本のアニメーションに遺したもの」、「MOMAT コレクション」の2つの展覧会が開催されており、金曜・土曜は会期時間を延長した “ナイトミュージアム” として21時まで開館!
お得な夜の割引料金で観覧することもできる。
また、野外で楽しむビアバーもあり!アート鑑賞後は、友達や恋人とビールを飲みながら語り合う〆なんて最高じゃない?