旅ライターのがぅちゃんです。イタリアの世界遺産「ポンペイ 」にある裏名所「売春宿」と「男根」を紹介します。
イタリアは欧米圏における京都のような場所。
「ローマのコロッセオ」とか、どこかで一度は聞いたことがあるような、夢のような名所がたくさんあります。
ちなみにローマはイタリアの首都で、人口は約280万人ほど。日本人も大好きなカルボナーラの発祥地と言われています。
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首都のローマから約220km南にあるナポリから、さらに20km南に下ると、世界遺産の古代都市「ポンペイ/Pompei」があります。
「火山の噴火によって崩壊した町」として、世界的に有名な遺跡です。 最盛期の人口は約2万人。
ポンペイを滅した火山は「ヴェスヴィオ火山」といい、東京ディズニーシーのプロメテウス火山のモデルと言われています。
ヴェスヴィオ火山がポンペイを滅したのは、西暦79年の8月24日。この後も噴火を繰り返し、周辺地域は何度も被害を受けています。
ちなみに、イタリアの大衆歌謡「フニクリ・フニクラ/Funiculi Funicula」は、ヴェスヴィオ火山で活動していたケーブルカー「ヴェズヴィアナ鋼索線」に関する歌。
しかしながら、1944年の噴火によって、歌に登場する登山電車は破壊されています。
ポンペイは町なので、1日の観光では網羅できない大きさです。
エリア(というか地域)は9つ。2021年4月時点でのチェックポイントはたったの33箇所で、これらは一部に集中しています。
まあまあ歩くけれども、無理ではない規模。 そんなポンペイで、裏名所として根強い人気があるのが「売春宿/Lupanare」と「路上の男根/Fascinus」です。(ポンペイの地図はこちら)
ポンペイの「エリア7」にあるのが「売春宿/Lupanar」。ポンペイのなかでも有名なスポットです。
かつては売春宿として機能する場所は多かったそうですが、ここは売春宿専門の場所として体制が最も優れていたそうです。
働く女性はギリシャなどにルーツを持つ奴隷だったと言われており、当時のワイン2人前〜8人前の値段だったそうです。
「男根/Fascinus」は、ポンペイの路上の石にデザインされた男根のこと。売春宿の方向を示すものだったと言われています。
ツアーガイドは必ず立ち止まってこれについて説明していたので、有名な見どころといった様子(西本願寺の埋木みたい)。男根の位置は地図には載っていないので、知らないと見つけられないタイプの場所です。
古代ローマにおいて、男根は「聖なるファルス」を体現したものと考えられていたそうです。「ファルス/Phallus)は勃起した男根を意味します。売春宿のサイン以外にも、男根を模した創作物をいくつか見ることができます。
ポンペイのエントランス付近のお土産屋さんを見る限りでは、「ポンペイ=男根」 というブランディングといった様子。
ただただおちんちんが並び、ポンペイの男根事情を知る前は「ふざけてるのかな」と思ってしまうほど。
値札がないお店の場合、写真を撮ると金を要求してくるタイプの店員がいたので、購入はおすすめしません。
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