旅ライターのがぅちゃんです。
ゲイ向けでは無いけれど…ゲイたちにおすすめしたいエッジの効いたお店を紹介する連載企画〈GAYめし〉。
今回は京都・新風館の「エースホテル京都」内にあるカフェ「スタンプタウン・コーヒー・ロースターズ」を紹介します。
「スタンプタウン・コーヒー・ロースターズ/Stumptown Coffee Roasters」は、アメリカのカフェチェーンです。チェーンといってもスターバックスほど巨大ではなく、アメリカと日本の4都市にしかありません(2021年5月時点)。
ポートランド/オレゴン州、ロサンゼルス/カリフォルニア州、ニューヨーク/ニューヨーク州、京都の4つです。つまり今のところ、日本では京都にしかありません。
スタンプタウン・コーヒー・ロースターズはいわゆる「サードウェーブ」の代表格で、クオティーに重きをおいているブランドです。
サードウェーブとはコーヒーのブームを説明する言葉で、ファーストが「大量消費」、セカンドが「美味しいチェーンの増加」、サードが「質の向上」といった内容です。アメリカのカフェチェーン「ブルーボトルコーヒー」も、サードウェーブの同列ブランドとして語られます。
どちらかというとトガったスタンプタウン・コーヒー・ロースターズがあるのが、京都のランドマークの「新風館/しんぷうかん」で2020年6月にオープンした「エースホテル京都」です。
アメリカのホテルブランド「エースホテル」としては日本初進出となったロケーションです。
エースホテル京都の内部にはアメリカの最先端の飲食店があり、行ってみるとアメリカの飛地にいるような感覚が味わえます。
新風館は(いちおう)ショッピングモールなので、この場所自体が京都の観光スポットのような状態になっています。建築としても京都を代表する建物のひとつで、京都市の登録有形文化財の第1号として登録されています。
新風館は、京都のダウンタウンである四条河原町から徒歩圏内です。京都のゲイバーは、四条河原町の「木屋町/きやまち」に集中しています。ホテルとして、京都観光しやすいロケーションだと思います。
エースホテル京都の1Fロビーにスタンプタウン・コーヒー・ロースターズはあります。
宿泊客でなくても利用可能です。ロビーにはエースホテルのグッズなども売っているので、服屋に行く感覚で立ち寄れます。入りやすかったです。
スタンプタウン・コーヒー・ロースターズのエントランスには、ロゴが無視できない状態で展示されているので、ロビーで迷って気まずくなったりしないのが嬉しかったです。
オーダーはスターバックスと同じ流れですが、名前で呼ばれないスタイルだったのが地味に嬉しかったです。
メニューは、コーヒー、ソフトドリンク、スイーツなど各種あります。それ以外にも、ホテル内のレストランのフードやドリンクのテイクアウトをその場でオーダーできます。
ちなみにレストランは2つで、アメリカンメキシカンの「ピオピコ」と、アメリカンイタリアンの「ミスター・モーリスズ・イタリアン」です。
スタンプタウン・コーヒー・ロースターズというかエースホテル京都は、LGBTフレンドリーを表明している施設です。
ホテルではLGBTQ向けのウェディングも受け付けています。雰囲気は完全に「アメリカのリベラルな都会の店」という感じ。京都では数少ない「ゲイフレンドリーカフェ」といってもよいのではと思います。