LGBTQ映画を集めた映画祭「レインボー・リール東京」が、7月8日から好評開催中だ。
LGBTQやセクシュアル・マイノリティをテーマとした映画を、ジャンルを問わず国内外からセレクションして上映する映画祭。
今年は青山「スパイラルホール」でも3年ぶりにリアル開催!以下3会場で上映される。
・東京・新宿「シネマート新宿」(7月8日〜7月14日)
・東京・青山「スパイラルホール」(7月16日〜7月18日)
・大阪「シネマート心斎橋」(7月15日〜7月21日)
全10作品の内、8作品が日本初上映となり、世界各国で受賞、評価された作品が並ぶ充実のラインナップとなっている。
その中から、編集部注目の作品をピックアップ!
ネジュマはパリの公営団地で母と妹と暮らすアルジェリア系移民のティーンエイジャー。
同じ移民仲間のグループとつるんでいる彼女は、敵対するグループのジーナと夏休みに地元のコミュニティセンターで出会う。互いに惹かれていきながらもグループ同士の対立により近づけない二人は、団地の屋上で夜な夜な密会を続けるが、やがて現実と向き合う時が来る。
少女たちの葛藤を鮮烈に描いた現代のガールズ版「ウエスト・サイド物語」。
戦後ドイツ、性的指向を理由にハンスは繰り返し刑務所へと送られる。
刑法175条によって男性同性愛が禁止されるなか、ハンスは愛する自由を刑務所で探し求めていく─。
主人公を演じるのは『ヴィクトリア』(2015)や『未来を乗り換えた男』(2018)でドイツ映画になくてはならない存在となったフランツ・ロゴフスキ。
第74回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門の審査員賞を受賞した本作は、世界各国の映画祭で上映され話題を呼んだ。
AJ(エイプリル)は人付き合いが苦手で環境問題に頭を悩ませる不機嫌なティーンエイジャー。
母のティナは停学になったAJを家族旅行に連れていくが、Wi-Fiもない海辺のキャビンで1週間も過ごすなんてAJにとっては拷問でしかない。サイテーな休暇を覚悟していたAJだったが、自由気ままなライフガードのアイラと出会い、次第に心を開いていく。
芽生えかけた恋心とコンプレックスの狭間で苦悩するAJの休暇の行方は…?
都内で開かれたゲイオンリーのホームパーティー。
集まったのは、大学生の智也、ゲイバー店員の将一、ゲイクラブ店員の直樹とその友達の正志、カメラマンの健一、そしてパーティー主催者カップルの彰人と靖。
飲んで、食べて、騒いで、笑って、泣いて、また飲んで、楽しいパーティーは永遠に続く…はずだった。
それぞれが日頃心に溜め込んでいたウップンが爆発し、パーティーは最悪の結末を迎える展開だったが…
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東京、大阪の2都市で開催される同映画祭。
ちょうど三連休なので、気になった作品があればぜひ会場に足を運んでみて!