こんにちは!台湾在住ライターのMaeです。
四方を山に囲まれた盆地にある台北。ウォーターフロントと言えば、川の沿岸を指すことが多く、台北に海のイメージを持っている方は少ないかもしれません。
しかし、少し郊外へと足を伸ばせば、市内中心部から日帰りで向かえる海辺スポットも!台湾北海岸には、美しい砂浜で海遊びを楽しめるビーチもあるんです!
そこで今日は、台北市内から日帰りで行けるおすすめのビーチを3つ、ご紹介したいと思います。
台北から向かえるビーチとして、まず一番に挙げられることが多いのが「福隆」。
台北駅から台鐵(台湾鉄道)に乗り込んで、およそ80分。ビーチが広がる「福隆海水浴場」へは、福隆駅から歩いて10分ほどで到着することができ、アクセスの良さでは間違いなくNo.1かと思います。
さらさらふかふかとした肌ざわりのビーチに寄せる波は、少し大きめながら透明度もなかなか。
着替えスペースやシャワー、レンタルパラソルなども充実しており、海水浴を快適に楽しむための環境がバッチリ整っているのが魅力です。
また、例年6月〜10月頃まで開催されている「福隆沙雕藝術季」も、注目したいイベント。
期間中は、ビーチに創作されたサンドアートの数々を鑑賞することができますので、海遊びと合わせてぜひ。2023年は6月9日(金)〜10月22日(日)まで開催されています。
腹ごしらえには、福隆駅前に集まっている名物グルメ「福隆便當」のお店へ。
豚の角煮がごはんの上にのせられた、見るからに肉肉しいほかほかのお弁当は、芯まで味がしっかり染み渡った素朴な味わいです。
広々とした白い砂浜と、透明に輝く波。
「白沙灣」まで足を運べば、台湾最南端の墾丁や離島にも負けない、台湾北海岸でもピカイチの美しさを誇る海を楽しむことができます。
MRT淡水信義線の北側の終点・淡水駅からバスへと乗り換えて、およそ50分。ローカルな街並みが広がる通りを抜けると、開放感満点のビーチが目の前に大スケールで広がります。
遠浅のビーチに広がる砂はサラサラと細かく、足もとがくっきりはっきりと見えるほど海水の透明度も抜群!
穏やかな波に揺られながらずっと海に入っていたくなるほど、心地よいひとときを過ごせます。
ただ、シャワーを使えるお店はありますが、周辺にコンビニなどはなく、食事場所も選択肢が限られるのは留意しておきたい点。
あらかじめ腹ごしらえは済ませておくか、軽い食事や飲み水の持参を忘れずに。
もしも時間が許すのであれば、白沙灣とサイクリングロードで繋がっているほど近い距離にある「淺水灣」へもぜひ。
海沿いにおしゃれなカフェやレストランが集まっており、食事やお茶をいただきながら、癒しのひとときを楽しみたい時にピッタリ!
シェアサイクル・Youbikeをレンタルして白沙灣から淺水灣まで、およそ1時間ほどの海辺サイクリングを体験してみるのもおすすめです。
上に挙げた2つのビーチほど有名ではないものの、基隆にある「大武崙沙灘」も海遊びにおすすめしたいスポット。
台鐵(台湾鉄道)基隆駅から310番のバス路線に乗り換えて、30分ほど。
バスの運行は7〜10月(平日運行は7〜8月のみ)に限られており、公共交通機関でのアクセス方法が少ないのは難点ですが、だからこその穴場なビーチと言えそうです。
大武崙沙灘は、入口から見渡すまでもなく、すっぽりと視界に収まるほどコンパクトなビーチ。
波はとても穏やかで、細かい砂粒のふかふかとした肌ざわりの心地良さからか、寝そべって日焼けに勤しむ方の姿もあちこちに見かけます。
海岸線まで迫る切り立った緑の山と、透明で透き通る青のコントラストが、とても美しくフォトジェニックです。
軒数こそ少ないものの、ビーチ沿いには海鮮料理がいただけるお店や、有料でシャワーができる設備も揃っています。(ただし、平日は営業していないお店も多いので、ご注意を。)
大きなビーチとはまた違った、のんびりとした雰囲気を楽しみたい時に、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか?
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今日は、台北市内から日帰りで行けるビーチ3選をご紹介しました。
台湾北部の海水浴場が開放されるのは、例年5月〜10月頃まで。次回の台北旅行では、台湾北海岸の美しいビーチまで足を伸ばして、海遊びを楽しんでみては?