2023/12/19

台日同性カップルの結婚も実現!2023年台湾のLGBTニュース

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こんにちは!台湾在住ライターのMaeです。

 

今年もそろそろ納めどき。2019年に同性カップルの結婚が実現した台湾は、現在もさらなる自由と平等に向けて歩みを進めており、今年もたくさんのニュースがありました。

 

今日は、2023年の台湾で注目を集めたLGBTニュースをダイジェストでご紹介します。

 

台日同性カップルも対象!国際同性カップルの台湾での結婚が実現

 

 

 

2019年に同性カップルの結婚が実現した台湾ですが、それ以降も討論が続いていたのが、パートナーの一方が外国籍である「国際同性カップル」の結婚。

 

外国籍パートナーの出身国でも同性カップルが結婚できる制度がある場合に限り、台湾でも結婚できるとされていたため、現地で暮らす国際同性カップルの方々の婚姻届受理を巡っての訴訟が、2019年以降も相次いでいました。

 

その結果、台日同性カップルも含むいずれの訴訟でも「婚姻届を受理すべき」との判決が連発。判決に基づいて、結婚を実現する国際同性カップルが続々と誕生していました。

 

そんな中、2023年1月にはついに内政部(=戸籍を管轄する政府機関)より、正式な通達が。台湾籍と(中国籍を除く)外国籍の国際同性カップルに関しても、婚姻届を受理する旨の通達が成されました。

 

これにより、国際同性カップルは訴訟を経ずとも、台湾の戶政事務所にて婚姻届を提出できるようになり、春節休暇明けから受付が始まりました。

 

GENXYでも、台湾で結婚をした台日同性カップルの方にお話を伺いましたので、ぜひ合わせてご参考ください。

 

2人で子供を迎え入れるために。同性カップルの養子縁組も実現

 

 

 

今年は、同性カップルの権利に関してもう1つ、大きなニュースが。国際同性カップルの結婚と並んで討論が続いていた、同性カップルの養子縁組についても進展がありました。

 

これまで台湾では、同性カップルが養子を迎え入れる場合、いずれか一方と血縁関係がある子供のみ、双方を親としての養子縁組ができる、とされていました。

 

しかし、特に男性同士のカップルの場合、血縁関係のある子供を持つには、必然的に海外に赴いての卵子提供や代理母出産が求められることとなるため、子供を持つための高いハードルが依然として存在していました。

 

しかし、2023年5月になって動きが。

 

「司法院釋字第748號解釋施行法修正案(=同性カップルの結婚に関する法律の修正案)」が審議を通過し、同性カップルが養子を迎え入れる際の血縁関係の有無が条件から外れることに。血縁関係にない子供でも、双方を親として迎え入れることが可能となりました。

 

多様性に富んだ未来に向けて、台湾がまた一歩、前進を果たしたことになります。

 

人工生殖法に修正の可能性。同性カップルも適用範囲に含まれるか?

 

 

 

子供を持つことに関しては、さらなる進展が。「人工生殖法」の修正法案討論に際して、適用範囲に同性カップルも含まれる可能性が出て来ました。

 

現行の人工生殖法では、「結婚している夫婦(=異性カップル)」で「夫婦のいずれかが不妊症や重大な遺伝性疾患を患っていること」などが条件となっているため、未婚女性や同性カップルは適用範囲外に。

 

現行の適用範囲から広げるか否か、また代理母出産に関する規定を法案に盛り込むべきかどうかの討論が、台湾では始まっています。

 

来年2024年1月には、次期政治のトップを決める台湾総統&立法委員選挙が控えているため、選挙の結果によっては討論の進捗に影響が出る可能性も否定できませんが、今後の動きに注目が集まっています。

 

コロナ禍を乗り越えて。「台灣同志遊行(台湾LGBTプライド)」に参加者17.6万人

 

 

 

 

コロナ禍が収束し、2022年から再開された「台灣同志遊行(台湾LGBTプライド)」。

昨年は約12万人が参加しましたが、今年はその規模をさらに上回る参加者約17.6万人を記録しました。

 

2023年のテーマは「與多元同行(Stand with Diversity)」。

 

国際同性カップルの結婚や、同性カップルが子供を迎えるための養子縁組も実現し、制度面では確実に前進していますが、制度ができたその日から人々の考え方までもが一気に変わるわけではない。

だからこそ、今回のパレードを通して、台湾社会に生きる人々の意識にも訴えかけていきたい、との想いが込められています。

 

 

 

 

また、国境を越えての往来が本格的に開始してからは初の開催となった、今年の台湾LGBTプライド。

 

その状況を反映するかのように、海外からの参加者やスポンサーも一気に増加。参加団体数はイベント史上最大となる200団体を超え、国際的な注目がますます高まっている証と言えそうです。

 

『關於我和鬼變成家人的那件事』が、2023年台湾映画の興行収入No.1に

 

映画『僕と幽霊が家族になった件』

 

エンターテイメント分野で今年大きな話題となったのは、台湾映画『關於我和鬼變成家人的那件事(邦題:僕と幽霊が家族になった件)』。

 

死者との結婚という台湾の「冥婚」が題材となっており、交通事故により命を落とした男性と、地面に落ちている紅包(=赤いご祝儀袋)を拾ってしまった男性警察官との結婚から始まるはちゃめちゃ騒動劇が、興行収入約3.6億台湾ドル(=約16.4億円)の大ヒットを記録しました。

 

台湾映画としては、2023年No.1のヒット作となったことに加え、台湾映画の興行収入としては歴代第7位を記録。台湾最大の映画賞・金馬獎では、最優秀主演男優賞や最優秀監督賞など、計8部門へのノミネート(1部門にて受賞)を果たすなど、今年の顔とも言える作品となりました。

 

『關於我和鬼變成家人的那件事』は現在、NETFLIXでも配信中。日本からの視聴可能もですので、気になる方はぜひ鑑賞してみては?

 

***

 

2023年の台湾で注目を集めたLGBTニュースをご紹介しました。

 

LGBTの権利に関する討論において、アジアの最先端を進み続ける台湾。来年はどんな姿を見せてくれるのか、2024年の台湾からも目が離せません。

 

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