LGBTカミングアウト・フォト・プロジェクト『OUT IN JAPAN』第二弾の写真展が、日比谷シアタークリエにて9月11日よりスタートした。
日本のLGBTにスポットを当てた『OUT IN JAPAN』は、5年間で1万人のLGBTを撮影するというカミングアウト・フォト・プロジェクト。今年4月の第一弾に続き第二弾でもフォトグラファーとして参加したレスリー・キーや、上演中のミュージカル『RENT』に出演中のソニン、平間壮一らがオープニングイベントに登場した。
今回の『OUT IN JAPAN』は、『RENT』のビジュアル撮影を手掛けたレスリーとのコラボレーションにて実現。NYを舞台にLGBTも多数登場する名作ミュージカル『RENT』に出演しており、バイセクシャルのモーリーン役を演じるソニンと、ドラァグクイーンのエンジェル役を演じる平間壮一らが、『RENT』『OUT IN JAPAN』を通してLGBTについて語った。
平間壮一「レスリーからは、『RENT』のビジュアル撮影の際に、ドラァグクイーンの仕草など様々なことを教えてもらいました。とても素晴らしい経験が出来て嬉しかったです。」
ソニン「私は自他共に”LGBTフレンドリー・ソニン”と言われるぐらいLGBTフレンドリーなんですよ。周りにも多くのLGBTの方々がいるので、LGBTを知らない、分からない人たちの架け橋となれればと思っています。」と語った。
今回の『OUT IN JAPAN』について、撮影した人々の印象を聞かれたレスリーは、
「LGBTの人たちはそれぞれストーリーを持っている。1分で終わる撮影もあれば、10分かかる人もいる。彼らを切り取って表現したのがこの『OUT IN JAPAN』の写真たちなんだよ。」「日本のLGBTを勇気付けたいと思いこのプロジェクトに参加したのだが、逆に参加した人たちから勇気をもらっているよ」と語った。
また、イベントには、『OUT IN JAPAN』の公式テーマソング『WE ARE ONE』を担当した歌手のKi-Yo(清貴)さんも登場。今年4月、ゲイであることをカミングアウトしたKi-Yoさんは、今回の第二弾撮影にも参加しており、自身のカミングアウトも含めた思いを語った。
Ki-Yo「僕は渡米(NY)していた際に、サム・スミスやゲイの人たちの活躍を見て勇気を貰い、カミングアウトに踏み切ることができました。微力ながら、今後日本のLGBTをサポートしていきたいと思っています。」と語った。
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『OUT IN JAPAN』第二弾写真展は、『RENT』上映中の日比谷シアタークリエのエントランスにて展示されており、チケットが無くても閲覧可能。
『OUT IN JAPAN #002』写真展
開催期間:9月11日(金)〜10月9日(金)
場所:日比谷シアタークリエ 1Fエントランス
入場:無料