意外に感じるが、南アフリカではアートやクラフトシーンがとても盛り上がっている。そんなアートやクラフトシーンを代表するような、今最もケープタウンでイケてるといわれるスポット「ザ・オールド・ビスケット・ミル」を訪れた。
ケープタウンのウッドストック地区にあり、もともとは工場や倉庫地帯だったところをリニューアル。デザイナーたちのクリエイティブな発信地として、アートやクラフト、フードマーケットが集う複合施設へと生まれ変わった。
南アフリカ発祥ブランドが多く路面を構えており、革小物やアパレルなどのクラフト品が集う。マーケットの雰囲気は米ポートランドのような、小規模ながらサスティナブルでクラフトマンシップを感じるお店ばかりだ。
また、週末にはフードマーケットが開催され、ローカルから観光客まで多くの人で賑わいを見せている。
フードマーケットは、自由に買って自由に食べるフードコート式。この開放的な空気感は日本では味わえない。
地元で採れた野菜を使った南アフリカ料理から、ベジタリアン専門店、スイーツなど、目移りしてしまうほど豊富なメニューに食べ過ぎ注意…!
南アフリカにいることを忘れてしまうぐらい、南アフリカと欧州カルチャーがミックスされた同施設。様々な人種が共存し文化をシェアする土地だからこそ生まれる、独特のエネルギーを感じる場所だ。
この施設がある「ウッドストック」エリアは、その他にも洒落たレストランやカフェが多いとのことで、市街を散策しても楽しい。
ケープタウンの人気観光名所の一つ「ボカープ」。
ここはかつて18世紀にオランダ人が世界各地(アフリカ、インド、マレーシア等)から連れてきた労働者たちが住んだエリア。一説によると、アパルトヘイトが終わり自由になった喜びを表しカラフルに塗ったそう。
カラフルでキュートな家は、今ではエリア全体が人気観光地となっている。
フォトジェニックな街並みは、歩いているだけでも楽しいエリアだ。
今回はケープタウンの大自然から街並みまでをギュッと紹介したが、次回はケープタウンの人気レストラン&カフェを紹介。お楽しみに!
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