アルファ ロメオが5年に渡りサポートするLGBT映画の祭典「レインボー・リール東京」が7月9日〜7月18日の期間で開催され、大盛況のうちに閉幕した。
今年は同映画祭25周年にあたるアニバーサリーイヤー。昨年までは「東京国際レズビアン&ゲイ映画祭」だったが、今年から「レインボー・リール東京」に名称変更し再スタートを切った。
連日多くの来場者が押し寄せ、熱気に包まれた映画祭のハイライトをお届けしたい。
LGBT1000人の写真が会場に!「OUT IN JAPAN」写真展
映画祭25周年記念として、カミングアウトフォトプロジェクト「OUT IN JAPAN」の写真展が特別開催。会場となった青山スパイラルホール1Fには、これまで撮影された1000人のLGBTのパネルが展示され、映画祭の会場を華やかに彩った。
また、7月15日のオープニングイベントには、写真家レスリー・キー氏がスペシャルゲストとして登場。「OUT IN JAPAN」主催の松中権氏とトークショーを行った。
合計9回の撮影でのべ1000人を撮影したレスリーは、同プロジェクトの参加意義についてこう語る。
「LGBT一人一人の魅力を写真を通して見せたかった。職業、肩書きなどあらゆるものに捉われず、個々のアイデンティティを映し出したかったのです。」「LGBTもそうでない人も、このプロジェクトを通して色々考えるキッカケになれれば嬉しい」
松中氏から「大人数の撮影では撮影時間が1人2・3分しか取れず大変でしたか?」という問いに対し、「撮影は短いけど、とても密度が濃かったですね。撮影した写真はむしろ遺影として使ってほしいぐらいです(笑)それぐらい、個々の魅力を十二分に引き出せたと思っています。」と語った。
またオープニングイベントには、同プロジェクトのテーマソングを担当した歌手のKi-Yoさんがスペシャルゲストとして登場!
Ki-Yoさんといえば、昨年4月にカミングアウトを果たしたオープンリーゲイのシンガー。テーマソング『WE ARE ONE』を熱唱、会場から掛け声も飛び交い大いに盛り上がった。
映画祭オープニングイベントには、各界の著名人が集結!
映画祭のオープニングイベントには、多くの著名人、監督、俳優陣が登場し会場を沸かせた。
映画祭全13プログラム、連日チケット完売が相次ぐ人気ぶり
映画祭で上映された全13プログラムは、LGBTテーマに世界中から集められた秀逸作品がラインアップ。そのほとんどが日本未公開とあってか、連日チケット完売が相次ぐ人気ぶり。
特に、クロージング作品の『パリ 5:59』は、連休最終日にもかかわらず立ち見を含む超満員を記録!多くの来場者で賑わいをみせた。
会場にはアルファ ロメオのブースも出現!
アルファ ロメオをはじめ、Netflix、TOOT、東宝など、多くのスポンサー企業が映画祭をサポート。
会場となった青山スパイラルホールの1Fには、アルファ ロメオの「ジュリエッタ」特別展示や、劇場前ではアンダーウェアメーカーTOOTとのコラボレーションパンツの販売も行われた。
多くの来場者で賑わい、熱気に包まれ閉幕した「レインボー・リール東京」。
近年、LGBT映画がようやく日本でも増えてきたが、規制の厳しい25年も前から「LGBT映画専門」として開催を続けてきた本映画祭の功績は計り知れない。
25年の節目に「レインボー・リール東京」へと生まれ変わり、これからの25年どう歩んでいくのだろうか?来年の開催も心待ちしたいところだ。
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