毎年10月11日は「国際カミングアウトデー」だ。
これはカミングアウトしたLGBTQをお祝いすることと、世界から差別と偏見をなくす目的で1988年に制定されたもの。
そんなカミングアウトデーに、ゲイのYouTuber・かずえちゃんが、「100人のカミングアウト動画」を公開した。
動画には、カミングアウトした著名人から、高校生〜大学教授といったさまざまな職業の一般人が登場。また、パートナーシップ制度をうけたカップル、HIV陽性者のカップル、FTM+ストレートのカップルといった、多種多様なカップルの姿も多くみられた。
かずえちゃんに動画作ったキッカケを聞くと、世間に対して「LGBTQは特別なんかじゃない!もっとみんなの身近にいるよ」というメッセージを発信したいと答えている。
これは、かずえちゃんがYouTubeで絶えず発信しているメッセージだ。
そしてLGBTQ当事者に向けては、「LGBTQ当事者として悩んでる人たちには『あなたは1人じゃない!たくさんの仲間がいるよ』という事を伝えたかったから」と話している。
昨年も「100人のカミングアウト動画」を公開したかずえちゃんだが、今年は全国9箇所(北海道、仙台、群馬、東京、福井、大阪、京都、和歌山、福岡)をめぐり撮影をおこなったそう。
全国を回った理由を聞くと、「『地方にも当事者はいる』ということ、そして仲間や居場所があるということも合わせて伝えたかった。そして僕自身まだまだ知らないことが沢山あるので全国を回り多くの人に会い、色んな人たちの話を聞きたいと思ったからです」と話した。
加えて、カミングアウトに対する思いをこう語った。
「(この動画を)来年も再来年も毎年続けていきたいと思ってます。そしていつかこの動画がいらないくらい、カミングアウトというものがなくなる日本になって欲しいと思っています」
かずえちゃんが話すように、コミュニティのある都心よりも地方に住む人たちに、「地方にもLGBTQはいるんだよ」と伝えていくことは本当に重要だ。
動画では100人がカミングアウトに対する思いを語るのだが、どれもメッセージ性が強く、涙なしには見られない。
以下からぜひチェックしてみて。