10月8日、東京・新宿で「東京 ラブ パレード(TOKYO LOVE PARADE)」が開催。
500人以上のLGBT、アライが集結し新宿の街を大行進した。
今回パレードを企画したのは、NPO法人「東京レインボープライド」だ。
通常、プライドパレードは毎年5月のGW時期に開催されるが、今回は、杉田水脈議員の差別発言に意義を唱えるためと、東京都で制定されたLGBT差別禁止を盛り込んだ初となる条例「人権尊重条例案」の可決を祝したもの。
スローガンは、『LOVE & EQUALITY|すべての愛に、平等を。すべての命に、平等を』だ。
パレードには、LGBTアクティビストの松中権氏、杉山文野氏、増原裕子氏らが参加したほか、タレントで文筆家の乙武洋匡氏、カミングアウトで話題になった勝間和代氏、声優の三ツ矢雄二氏ら多くの著名人もかけつけた。
通常の「プライドパレード」では、代々木公園~原宿といった渋谷区をコースとしているが、今回は新宿中央公園からスタートし、青梅街道、靖国通り、最後は新宿二丁目でゴール。これまでにない新宿にフォーカスした大規模なパレードとなった。
同パレードの発端となったのは、ご存知、杉田水脈議員の「LGBTは生産性がない」発言だ。掲載された「新潮45」は休刊になったものの、いまだ杉田議員から訂正や謝罪はない。
この発言に対し多くの当事者団体が声をあげ、7月27日に自民党本部前で約3000人の大規模な抗議デモが起こり、今回のラブパレードでも多くの参加者が愛と人権を訴えた。