耳が聞こえないろう者×セクシュアルマイノリティを描いた映画『虹色の朝が来るまで』が、東京・大阪で劇場公開をスタートする。
本作は、「ろう×セクマイ」といったダブルマイノリティ(2重のマイノリティをもつ人)を描いた意欲作。
監督は、自身もろう者である今井ミカ氏。さらに、演じる役者陣もろう者が集められた。
STORY
群馬の手話サークルで知り合ったろう者の華とあゆみ。
華は初めて同性に惹かれ戸惑いつつも、あゆみと交際することになる。
後日、華は実家へ帰り、両親にあゆみとの交際について話すと、いつでも味方だった母親から拒絶されてしまう。
母親の態度にショックを受けるが、あゆみとの関係をどうしても断ち切ることができない。
苦しんでいる華を見かねたあゆみは、東京で開かれる”ろう者のLGBTQイベント”に華を誘う。
そこには、悩みを抱えつつも前向きに生きる、ろう者のLGBTQの人たちが集まっていた。
それぞれが今まで乗り越えて来た苦難を聞くうちに、初めは緊張していたふたりも次第に心を開いていく──。(以下予告編)
ろう者 × セクシュアルマイノリティ × 地方都市という、いくつもの生きづらい環境が重なる中で悩み生きる若者の姿を、優しくドラマチックに描いている。
本作は、制作時から多くのメディアに取り上げられ、LGBT映画祭『レインボーリール映画祭』ら、国内外の映画祭で満席の上映を続けてきた。
『虹色の朝が来るまで』は、11月20日(水)よりシネマート企画の映画祭「のむコレ」内にて上映、その後は全国順次公開予定。
以下が上映スケジュール。そのほか詳しくは公式サイトにて。