「同性愛宣伝禁止法」が制定されているロシアにおいて、1月19日に新たなアンチゲイ法案が決定予定だと、米GayStarNewsらが報じた。
新しいアンチゲイ法案が可決されれば、LGBTであることをカミングアウトした者は15日以下の収監が科せられる。また、公共の場においての同性間のキス・ハグ等の愛情表現は5000ルーブル(約7600円 )の罰金に処されるとのこと。
同法案は、ロシア共産党のNikolai Arefyev議員とIvan Nikitchuk議員により議会に提出された。
Nikitchuk議員はロシア・ニュースサービスに対し、「我々はロシアの伝統的な価値観を守り尊重しなければならない。西欧から来るクズたち(ゲイ)はロシアにとって異常だ。」と発言。
彼らは、既存の法案(同性愛宣伝禁止法)が不十分で効果がないと述べ、今回の新法案を提出したことを明らかにしている。
ロシアで2013年に可決された「同性愛宣伝禁止法」は、ソチオリンピックのボイコットに始まり世界的に非難を浴び続けているが、改善されるどころか年々凶悪な法案へと変容し続けている。