東欧の国・ジョージアを舞台にしたヒューマンドラマ『ダンサー そして私たちは踊った』が、2020年2月21日(金)より劇場公開されることがわかった。
『ダンサー そして私たちは踊った』は、ジョージア伝統舞踏に没頭する、若きダンサーたちを描いたヒューマンドラマ。
ステレオタイプな“男らしさ”を求められるジョージア舞踏の表現に葛藤しているメラブのもとに、ある日、カリスマ的な魅力のある新人・イラクリが入団したことに始まるストーリー。
ライバル心を燃やしながらも、メラブはイラクリに惹かれていく。
同性愛に厳しいジョージア、しかも伝統舞踏の世界で、2人の恋の行方とは──
以下予告編。
ジョージアではキリスト教が大多数を占め、伝統的な価値観が重視される社会。
国内最大の教徒数を持つとされるジョージア正教会は、同性同士の恋愛を描いた本作に対して「ジョージアとキリスト教の価値を貶める」と上映中止を求める声明を発表し、右翼部隊が上映に抗議し映画館に突入しようとするなど、空前の大騒動となった。
アキン監督は、「ジョージアへのラブレターだ」と語っている。
本国では来年度アカデミー賞のスウェーデン代表作品にノミネートされ、カンヌ国際映画祭のLGBTQ作品部門「クィアパルム」へのノミネートも果たすなど、国際的に高い評価を得ている。
ゲイに厳しい伝統的な価値観の中で、自身のセクシュアリティに従うべきか葛藤する主人公。
心震えるラストは、ぜひ劇場で体験してみてほしい。
『ダンサー そして私たちは踊った』は2020年2月21日(金)より、シネマート新宿、ヒューマントラスト有楽町ほか全国順次公開される。