今年6月の全米最高裁判所の同性婚合法により、経済効果が約975億円($813million)に上ることが分かった。
「結婚したカップルと式の参加者が結婚式のために使った費用は、日本円にしておよそ975億円に上る」と、米UCLAのシンクタンクであるウィリアム研究所が発表。
アメリカでは、判決からたったの4ヶ月(11月時点)で96,000組の同性カップルが結婚している。
ウィリアム研究所の報告書によると、同性婚が認められてから最初の4ヶ月に結婚した全米のカップルのうち、およそ11%が同性カップルとのこと。また、現在では結婚するカップルのおよそ20%が同性カップルであると推定されている。
さらに、今年の6月から10月の間に結婚した同性カップルが結婚式のために収めた国税と地方税は、なんと約52億円($52million)にも上るそうだ。
また、報告書の著者は、報告した内容は少し控えめかもしれないと考えているそう。
アメリカにおいて、結婚式の平均支出額は約317万円($26,444)だが、著者によると「同性カップルは、同性婚に対する根強いスティグマのために、家族や親戚から金銭的な支援を受けられず、結果として異性カップルよりも結婚式での支出額が少ないかもしれない」のだそう。
そのような現状を考慮し「同性カップルは異性カップルが結婚式において支出するおよそ4分の1の費用を支出していると見込んでいる」と述べている。
ちなみに、以前同研究所によって発表された報告書によると、米同性婚の合法判決から三年間でおよそ約3120億円($2.6billion)の経済効果を生むと予想されている。