女性同士の恋愛をえがいた映画『燃ゆる女の肖像』が、2020年12月4日(金)より日本公開される。
『燃ゆる女の肖像』は、2019年のカンヌ国際映画祭で脚本賞とクィアパルム賞(LGBT映画部門)をW受賞したほか、世界の映画賞で44もの賞を受賞。
また、ハリウッド女優シャーリーズ・セロンや、オープンリーゲイの映画監督、グザヴィエ・ドランをはじめ、映画界の著名人からもラブコールを受けている作品だ。
舞台は18世紀、フランス、ブルターニュの孤島。
望まぬ結婚をひかえ、ふさぎ込む貴族の娘・エロイーズ。そのお見合い肖像画を描くために雇われたのが画家のマリアンヌだ。
結婚を拒んでいるエロイーズに画家という身分を隠して近づき、密かに肖像画を完成させたマリアンヌ。
だが、真実を知ったエロイーズは絵の出来栄えを否定する。描きなおすと決めたマリアンヌに、モデルになると申し出たのは意外にもエロイーズだった。
美しい島を散歩し、音楽や文学について語り合ううちに恋におちてゆく2人。約束の5日後、肖像画はあと一筆で完成となるが、それは別れを意味していた──。(以下予告編)
同性カップルの情熱的な愛を描いたのは、レズビアンの女性監督、セリーヌ・シアマ。主演を努めたのはセザール賞を2度受賞している名女優、アデル・エネル。
ちなみに、監督のシアマとエネルは元恋人というから驚きだ。(撮影時には円満に別れているそう)
プライベートで恋人同士だった2人の息がピタリと合い生まれた、まさに奇跡のような作品。
ぜひ劇場でチェックしてみてほしい。