タレントのゲンキング(GENKING)が、性別適合手術を受けたことをTV番組で発表。新しい女性名も公表した。
ゲンキングといえば、トランスジェンダー女性であることをカミングアウトし、昨年1月に性同一性障害の診断書をインスタに載せ大きな話題になっていた。
今回TV番組にて、昨年5月28日にタイで性別適合手術を受け、同年7月に戸籍上の性別を女性に変更。8月には本名の元輝(げんき)から沙奈(さな)に改名したことを公表した。
ゲンキングは番組出演後に、自身のインスタで心境を綴った。
「幼い頃からの偏見や言葉のイジメを思い出す暮らしの中で、自分を守る為に“ユニセックス系”と偽る事が、唯一自分を守る方法だった。そんな辛かった記憶も、幼い頃からの夢であった芸能界に入ることができ、人気が出たら全てが報われ、幸せになれると思っていた。けど、実際に幸せな気分を味わえたのは初めの3ヶ月くらい。 “性別”の悩みは消えることはなく、強くなる一方でした」
芸能界に入ったあともアイデンティティに悩んだ様子を赤裸々に語り、悩んだ末に所属事務所を辞め、タイで性別適合手術を受けることを決意する。
「本来産まれるべき姿に戻る為にタイへ行きました。そして、私は生まれ変わった。感想は、“自分で自分を生んだ”っていう感覚」
「不思議なんだけど、目が覚めてから“元輝”の人生は自分の人生とは思えないというか、もう新しい人生が始まっていて、双子というか、前世の記憶をもったまま生きているっていうか…
幼い頃からの悩みや、苦しんできた事は何だったんだろうっていうくらいに、悩みは小さくなり生きやすくなりました」「今は、“沙奈”としての新しい人生を歩んでいます」
詳しくは、彼女の新しい自叙伝「僕は私を生みました。」(双葉社)にて語られているそうだ。気になる人はチェックしてみて。