ゲイの出会いといえば「出会い系アプリ」。
真剣な出会いを求めて日々アプリを使う人たちの中には、「マッチしてもメッセが続かない…」「なかなかリアルにたどり着けない…」といった悩みを持つ人は多い。
そこで編集部が、さまざまゲイの実態から「リアル率をあげるコツ」を考えてみたので紹介したい。
まず第一に、アプリでの出会いは、就活でいう「書類審査」のようなもの。
書類が通らなければ、面接(リアル)にこぎつけることもできない。
書類はサクッと通過して、その後のリアルで勝負しよう。
今回は、イイネやマッチしたのに続かない(=お互い好意はあるのに続かない)人に贈る、7つの小技を紹介。
初歩的なことだけど、プロフィールを書いていない人は意外と多い。
アプリでの出会いを「書類審査」に例えたけど、仮に自分が採用担当だとして、職歴やアピールポイントを書いていない人を、証明写真だけ見て良し悪し判断できないよね?
もし真剣な出会いを求めているのなら、最低限の自己紹介文は書いておくべし。
その際は、相手から聞かれるであろう「定番の質問」を先回りして書いておこう。
例)
・住んでいる地域
・一人暮らし or シェア
・募集内容
・恋人の有無
・休日
・趣味
アプリのプロフィールに、「好きなこと/嫌いなこと」を書いている人は多いけど、できれば「好きなこと」だけを書いた方がいい。
嫌いなことを書くことでフィルタリングはできるけど、嫌いなことを書いているつもりが、あなた自身がイヤミな人かのような錯覚を与えてしまう。
また、「嫌いなことリスト」の中で、相手が自覚していないことを指摘するのもやめよう。
具体的には、「体臭がキツイ人は苦手」「口臭はムリ」「くちゃくちゃ音を立てて食べる人はごめんなさい」など。
これらは本人に自覚がないことが多いので、フィルタリングのつもりで書いたところで防ぎようがない。
嫌いなことをツラツラ並べるよりも、好きなこと、趣味、休日の過ごし方など、ポジティブなことを書こう。
プロフィールの小技として、「インドアな趣味」を書くのもオススメ。
例えば、「Netflix、Amazon Prime、huluにハマってる」「映画・海外ドラマ好き」「TVゲームが好き」「料理」など。これらは家に誘う口実になる。
ちなみにアメリカでは、「Netflix and chill(ネトフリ観ながら家でくつろぐ)」といった、遠回しに自宅に誘うスラングがあるくらいだ。
同じ趣味同士であればなお良いし、趣味経由だからナチュラルに誘える。
もちろん、家に誘うときはしっかりと相手の同意を取ってからね。
メッセでは相手の「コミュニケーションコスト」を抑える工夫をしよう。
コミュニケーションコストとは、いかに相手のコミュニケーションの負担をさせないように努力すること。
例えば、「どこ住みですか?」と聞いた場合、「〇〇です。そちらはどちらからですか?」と相手も同じ質問をくり返すことになる。
それよりも、「自分は〇〇住んでいます。どちらからですか?」と質問した方がいいし、もし休みを聞かれた場合は、「カレンダー通りの休みですが平日夜も空いてることが多いです。お休みはいつですか?」と聞いた方がスマート。
相手が同じ質問をする手間を省くことで、会話のテンポが良くなり、メッセージが途切れにくくなる。
「マッチ(イイネ)したのにメッセが続かない…」そうため息をもらす人も多いはず。
もしかしたら、ダラダラとメッセしているのが原因かも?
よくあるメッセの例はこちら。
「マッチ(or イイネ)ありがとうございます」
↓
「タイプです(男前ですね)」
↓
「どちらからですか?」
↓
「何募集ですか?」
↓
「休みは平日ですか」
↓
「休みは何してることが多いですか?」
↓
etc….
このやり取りだけで6往復。通常はもっと多いことがほとんど。
その間に相手の興味は他に移ってしまう。
ポイントは、最初からディティールを聞かず、まずはリアルの同意を取ることだ。
流れはこう。
このように、リアルの同意を取るまでを3〜4ステップで行くのが理想。
例えばこう。
「こんにちは!男前ですね」(挨拶+相手を褒める)
↓
相手「いえいえ、そちらもイケメンですね」
↓
「もし良かったら今度会ってみたいです!」(リアルを提案)
↓
相手「ぜひ、お願いします!」
↓
「直近で空いている日はありますか?」
↓
相手「来週だと〇〇と〇〇が空いてます」
↓
「そしたら○日でお願いします!」(リアル確定)
「え、いきなりリアル!?」と思う人もいるけど、マッチ(イイネ)を交換した時点で「あなたのことが気になっている」という同意はお互いある。
だからこそ、最初の段階でリアルする同意を取れば、リアルするための「いつ、どこで、何をする?」といった、諸条件をスムーズに聞き出せる。
いつ?
↓
日程を決める流れで、お互いの休日を確認できる。
どこで?
↓
住んでいる場所&職場などを聞き出せる。
何をする?
↓
お茶なのかご飯なのか。
リアルの同意を取ると、お互いに「ちゃんとやり取りしよう」という認識が高まる。ただし、リアル確定後もダラダラやり取りしないよう注意!
色々聞きたいこともあるだろうが、リアル当日までグッと我慢して。
リアルの同意は取れたものの、日程が合わずにフェードアウトすることもあるよね。
そんな人は、リアルを休日に設定していないだろうか?
そもそも、直近の週末は予定入れていることが多く、たいていみんな忙しい。
趣味のサークルや、友達付き合い、もしくは休みぐらいまったり過ごしたい…などなど、それぞれに休日の過ごし方が固定されている場合が多い。
そのルーティーンに新参者が入り込むのはハードル高い。
そんなときは平日夜を狙ってみよう。
人によっては平日でも早く帰れる日や、仕事終わりにジムや趣味時間を確保している場合が多い。
そんなスキマ時間を狙って、「ちょっとお茶リアル」「軽くメシでも」ぐらいの気持ちで誘ってみよう。
平日リアルの良いところは、直近・当日などギリギリに誘っても意外とOKが出ることもある。
いろいろノウハウを紹介したけど、もちろん出会えないことは多々ある。
いろんな要因があるけど、最も大きいのは「人によって目的が違う」から。
真剣に恋人を求めるシングル、彼氏持ちでヤリモクを探す人、恋人は要らないけどデートはしたい人、純粋に趣味のあう友達が欲しい人、などなど。
必ずしも、自分の目的と相手の目的が一致するとは限らない。
だからメッセが続かなくなっても落胆せずに、さっさと切り上げて次に行こう!
自分からの積極性+ポジティブ思考があれば必ずやリアル率は向上するはずだ。