性感染症やがん予防に効果的とされる「HPVワクチン」の9価が、7月21日に国内で初承認されたことがわかった。
「HPVワクチン」とは、HPV(ヒトパピローマウイルス)の感染を防いでくれるワクチン。
一口にHPVといっても実は100種類以上あり、その中でも病気リスクが大きいものは15種類。
HPVは女性の子宮頸がんの原因とされているため、女性への啓発が多い。ただし男性でもさまざまな病気を引き起こすので、男女ともに摂取した方がよい。
男性がHPVに感染すると、おこりえる病気は以下。
・陰茎がん
・肛門がん
・中咽頭がん
・尖形コンジローマ
そんな「HPVワクチン」には、2価、4価、9価と3種類あり、これまで2・4価しか日本では承認されていなかったが、今回初めて9価が承認されたのだ!
3種類の違いは、どのくらいのウイルスを予防できるかで分かれており、数が多いほど予防できるウイルスの種類が多い。
つまり、断然9価の方が予防効果が高く、先進国では9価を摂取するのが主流になっているほど。
「HPVワクチン」に関しては、これまで副作用が懸念されてきたが、WHOによれば安全上の問題は見つかっていないとして9価の摂取を推奨している。
ゲイたちの間でも、性病予防のためのワクチン(A型/B型肝炎ワクチンなど)をしている人も多いと思うが、ぜひそれらと合わせて「HPVワクチン」の摂取を考えてみてほしい。