世界的ゲイ・エロティックアーティスト、トム・オブ・フィンランドの生涯が伝記映画化されることが分かった。
トム・オブ・フィンランド/Tom of Finland (1920-1991)は、フィンランド出身のゲイエロティックアーティスト。
これまでのゲイに対するステロタイプ的なイメージ(当時のゲイは軟弱で女々しいイメージがあった)を覆す筋骨隆々な逞しいゲイの姿を描き、今日まで世界中のゲイ達に多大な影響を与えた。
また、作品はニューヨーク近代美術館(MoMA)に所蔵されるなど、エロティックアートの枠を超えた芸術作品としても高い評価を受けている。
また、2014年にフィンランドで発売されたトム・オブ・フィンランドの記念切手では、全世界180カ国から問い合わせが殺到し、一時郵便局のHPサーバーがダウンするほどだったそう。
そんな、フィンランドが生んだ伝説のアーティスト、トム・オブ・フィンランドをテーマにした伝記映画。
彼は、ゲイとして迫害を受けながらもアートで自由を求めた。彼の描く全く新しいゲイ像は、当時のゲイ解放運動の追い風もあり世界中に波及していく。
本作は、ドメ・カルコスキ監督がメガホンを取り、撮影はスウェーデンにて今年春からスタートされるとのこと。
またキャストについては、2016年2月14日のベルリン国際映画祭にて正式発表される。