2月15日は『プレジデント・デー』。
アメリカでは、2月22日生まれの初代アメリカ大統領ジョージ・ワシントンにちなんで、2月の第3月曜日はプレジデントデーとして讃える祝日だ。
アメリカにはこれまでに44人の歴代大統領が存在したが、建前上は全員ストレートだと考えられている。
しかし、オバマ大統領を除いた43人の大統領が、同性愛が認められていなかった時代に大統領を務めたことを考えると、人目をすり抜けて同性愛行為を行っていた大統領がいたとしても全く不思議ではない。
そんな「プレジデントデー」を記念し、ゲイまたはバイセクシャルの噂がある歴代アメリカ大統領を7人を米PinkNewsから紹介。
1. ジェームズ・ブキャナン
ブキャナン元大統領は、1857年から1861年に任期を務めた第15代大統領である。
彼は生涯独身であったため、彼のセクシャリティについて多くの噂があった。
特にブキャナン元大統領は、後の副大統領であるウィリアム・ルーファス・キングと非常に仲が良く、10年以上に渡って一緒に暮らしていたため、2人の同性愛関係が疑われている。
2. ジョン・F・ケネディ
ジョン・F・ケネディ元大統領は、1961年から1963年11月に暗殺されるまで任期を務めた、第35代大統領である。
ケネディ一家は言わずと知れたカトリック一家であるが、ケネディ元大統領は友人のカーク・レモイン・ビリングス(通称レム)と高校時代に出会って以来、切っても切れない関係にあった。
レムは、ケネディ元大統領の選挙運動の運営を手伝い、結婚式では案内役を務め、ホワイトハウスには自室が設けられるほど、2人は親密な関係にあったそうだ。
2人の関係はあくまでもプラトニックだったと考えられているが、作家ジェリー・オッペンハイマーは、「二人はオーラルセックスを行う友人関係にあり、ケネディ元大統領は受ける側だった」と、主張している。
3. バラク・オバマ
大統領のセックスライフについての噂の全てが信用できるわけではない。現アメリカ大統領であるオバマ大統領は、LGBTの権利の尊重を熱心に訴えてきたために、同性愛を嫌悪する人たちの間で「オバマはゲイだ」という、根も葉もない噂を立てられている。
4. リンドン・ジョンソン
リンドン・ジョンソン元大統領は、1963年から1969年に任期を務めた第37代である。
ジョンソン元大統領の親しい友人であり側近であった、ウォルター・ジェンキンス氏が、1964年の大統領選の直前にワシントンDCにあるYMCAのトイレで男性と不品行に及び逮捕された為、ジョンソン元大統領へのゲイ疑惑が一気に浮上した。
ジョンソン元大統領は、最終的に疑惑から逃れることはできたものの、「ジョンソンについていっても、YMCAだけは近づくな」という車のステッカーが流行ってしまった。
5. アレクサンダー・ハミルトン
アレクサンダー・ハミルトンは大統領になることはなかったものの、アメリカの歴史には欠かせない、アメリカ合衆国建国の父の1人である。
ハミルトンは、不倫と政治トラブルの末、アーロン・バーと決闘により殺害されてしまう。
そんな彼は、過去の男性との同性愛関係も疑われている。彼はアメリカ独立革命の際、親しい友人に友人以上の関係をほのめかす、手紙を送っていたためだ。
ハミルトンは手紙の中で、「言葉じゃなくて、行動であなたに『愛してる』と伝えられたらいいのに。死が僕たちを分かつ時まで、僕は君にだけ『愛してる』と伝えるよ」と述べている。
6. エイブラハム・リンカーン
歴代アメリカ大統領の中で、最も有名な大統領の1人であるリンカーン元大統領は、人生の大部分を男たちとベッドを共にしたと言われている。
リンカーン元大統領は、若かった頃、後の下院議員になるジョシュア・スピードと長い間ベッドを共にしていた。
さらにリンカーン元大統領は、20代の時、ビリー・グリーンというビジネスマンと狭いベッドを共にしていた。
グリーンは、リンカーン元大統領とのベッドでの生活を「一方が寝返りをしたら、もう一方も寝返らないといけないんだ。彼の太ももは、最高だったよ」と振り返っている。
7. ビル・クリントン(&ヒラリー・クリントン)
型破りな結婚生活で知られる、第42代大統領のビル・クリントン元大統領と、時期大統領選最有力候補のヒラリーは、これまでに数多くのスキャンダルや噂を生み出してきた。
最も有名なスキャンダルは、クリントン元大統領と秘書モニカ・ルインスキーとの不倫騒動だが、ビルとヒラリーの2人のスキャンダルは異性や同性関わず後を絶たない。
これまで決定的証拠はないものの、ヒラリーは長年レズビアン疑惑を掛けられており、2013年に米グローブ紙が、ヒラリーの「レズビアン・セックステープ」が存在すると報じていた。
ちなみに、ビル&ヒラリーともに同性婚を支持している。