ノンバイナリーのジェンマ・ヒッキーの2年にわたるジェンダー移行を追ったドキュメンタリー『Just Be Gemma』が、2月13日(水)に日本初上映される。
主演も来日しトークイベントも開催される一度限りのスペシャル上映イベントだ。場所はカナダ大使館にて。
ジェンマ・ヒッキーは、カナダのLGBTQアクティビストで、同性婚合法化を実現に導いたリーダーの一人。そしてノンバイナリーを自認している。
〈ノンバイナリーとは?〉男性でも女性でもない状態。または部分的にそのような状態であるか、それらが混ざり合っている状態。男女二元論の枠組みではないと自分を位置付けること。
ここ最近ノンバイナリーを自認する人は増えており、社会の認知度が上がってきているように感じる。
ジェンマは、地元ニューファンドランド・ラブラドール州に対して自身の出生証明書の性別記載を中立にするよう求め、カナダで初めて男女の記載がない出生証明書の交付を受ける。
また、聖職者による性的虐待のサバイバーを支援する非営利団体「パスウェイズ・ファンデーション(Pathways Foundation)」の創立者としても知られており、国の法制度に大きな変革をもたらした。
以下、予告編。
母との葛藤やパートナーとの別れを乗り越え、2年にわたるジェンダー移行で新しい自分を見つけていくジェンマの身体的・精神的な旅路が描かれる。
本作は、2017年にカナダの国営放送CBCで放送され大きな反響を呼んだ。
カナダ大使館での初の上映会には、上映後にジェンマ本人のトークセッション(英日逐次通訳あり)も予定されており、一般観覧もOKとのこと。興味ある人はぜひ参加してみて。