日本未公開のアイルランド発・クィアな青春映画『ハンサム・デビル』が、ついにスクリーンで観られる!
しかも、たった1日だけの特別上映。
2025年3月11日(火)、新宿ピカデリーにてFilmarks(フィルマークス)主催のリバイバル上映プロジェクトの一環として、日本初上映が決定した。
『ハンサム・デビル』は、ゲイであることを理由にいじめられている16歳のネッドと、ラグビー部のスター選手であるコナーの友情と葛藤を描く青春映画。舞台はラグビー至上主義の寄宿学校。
対照的な二人が同じ部屋で過ごすうちに、音楽を通じて心を通わせていく。しかし、彼らを取り巻く環境は決して優しくない。
“男らしさ”を押し付ける社会の中で、自分らしく生きるとはどういうことなのか。『ハンサム・デビル』は、まさに今の時代に響く、心に刺さる作品だ。
主演のネッドを演じるのは『恋人はアンバー』のフィオン・オシェイ。そして、コナー役には、『レッド・ホワイト・アンド・ロイヤルブルー』やAmazon映画『シンデレラ』で人気急上昇中のニコラス・ガリツィン。
さらに、新任の国語教師役として登場するのは、『SHERLOCK シャーロック』のモリアーティ教授役で知られるアンドリュー・スコットだ。
アンドリュー・スコットは、昨年公開の映画『異人たち』でゴールデングローブ賞主演男優賞(ドラマ部門)にノミネートされた実力派。この映画でも、彼ならではの深みのある演技が光る。
もうひとつの注目ポイントは、劇中に流れるUKロックの名曲たち。
アンダー・トーンズ、プリファブ・スプラウト、ハウスマーティンズ、トラッシュキャン・シナトラズなど、80〜90年代を彩ったバンドの楽曲が、映画の雰囲気を一層エモーショナルに仕上げている。
音楽好きならサントラだけでも楽しめるはず。青春時代を思い出しながら、スクリーンの中のネッドとコナーに心を重ねてみてほしい。
本作は、日本だとNetflixでの限定配信(現在は配信終了)のみ。DVD・Blu-rayのリリースもなく、これまで劇場で観ることができなかった幻の作品だ。この機会を逃したら、もう観ることはできないかも?
〈予告編〉