ロシア発・命を賭したクィア表現の記録『クイーンダム/誕生』が、1月30日より全国公開となる。

世界各国の映画祭で高い評価を受け、アメリカの映画批評サイトRotten Tomatoesでは**批評家支持率100%**を記録。
「息を呑むほど美しい」「途方もない勇気の作品」「最高のドキュメンタリー」といった称賛が相次いでいる。
本作は、LGBTQ+の存在や表現が厳しく抑圧されるロシアで、自らの身体とアートを武器に抗い続ける若きクィア・アーティストの姿を追ったドキュメンタリーである。

主演は、ロシア極東の極寒の町・マガダンに生まれ育ったジェナ・マービン。撮影当時わずか21歳という若さだ。
スキンヘッドにハイヒール、身体を締め付けるテープや有刺鉄線をまとい、ジェナは無言のパフォーマンスで街に立つ。
それはウクライナ侵攻への反対であり、LGBTQ+を「存在しないもの」とする国家や社会への抗議でもある。
現在のロシアにおいて、こうした表現は逮捕や徴兵、命の危険と隣り合わせだ。
実際にジェナは反戦デモへの参加を理由に拘束され、自由も将来も脅かされていく。
一方で本作は、決して“強さ”だけを切り取らない。
将来への不安、自己との葛藤、そして愛情を抱きながらも理解しきれない祖父母との関係──。
そこには、多くの人が共感できる世代間のすれ違いが静かに映し出されている。
以下、予告編。

逮捕、排除、沈黙の強制。そのすべてを背負いながらも、ジェナは表現をやめない。監督を務めるのは、ロシア出身でフランス在住のアグニア・ガルダノヴァ。
プロデューサーには、『チェチェンへようこそ ―ゲイの粛清―』で共同プロデューサーを務めたイゴール・ミャコチンが名を連ねる。
社会の無関心と差別に一石を投じるその姿は、恐怖と痛みの先にある“美しさ”を観る者に突きつけてくる。
表現とは何か。生きるとは何か。
その問いを、静かで力強く投げかける一作だ。
ぜひ気になる人は、劇場でチェックしてみてほしい。
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