日本のクィア・カルチャーに迫るドキュメンタリー映画「クィア・ジャパン」が公開を予定している。
製作を手掛けたのは、ゲイ・エロティック・アーティストの田亀源五郎氏や、児雷也氏のグッズで知られる「MASSIVE」社だ。現在、映画公開に向け、クラウドファンディング(キックスターター)にて資金提供を募っている。
映画「クィア・ジャパン」とは?
日本で活動するLGBTQアーティスト、活動家、コミュニティーの指導者、そして一般当事者を紹介するドキュメンタリー映画。
本作には、ヴィヴィアン佐藤、田亀源五郎、ろくでなし子ら、日本のクィアカルチャーを牽引する人物が多数登場し、彼らのインタビューや実生活の描写を通して、様々なLGBTQ問題に疑問を呈している。
*以下予告編動画
本作を手がけたコルベインズ氏が、GENXYにメッセージを寄せてくれた。
グレアム・コルベインズ氏:映画監督・作家のグレアムです。今回の「クィア・ジャパン」プロジェクトは、セクシュアリティやジェンダーを主題としています。
これまで、私と共同プロデューサーの石井アンが始めた「MASSIVE GOODS」で、田亀源五郎氏、児雷也氏、松武氏のような著名アーティストとコラボレーションし、書籍やアパレル雑貨を生産してきました。
今回は、そんな彼らをプロファイルしたドキュメンタリーを作っています。
同ドキュメンタリーを制作した経緯とは?
本作は、日本のアーティスト、アクティビスト、コミュニティーリーダー、およびLGBTQ当事者のライフスタイルや様々な問題を、アメリカの視聴者に伝える目的で製作しています。
「クィア ジャパン」は、ユニークな人々のストーリーを広く知ってもらいたいです。GENXYを通じて、日本全国のLGBT当事者とそのサポーターの皆様に是非本作を見ていただきたいです。
本作を通して伝えたいメッセージとは?
本作では、アイデンティティに簡単なラベル付けることのできない、とてもユニークで感激的な個人、多様なジェンダーやセクシュアリティを多くの視聴者に知ってほしいです。
セクシュアリティについての単一のメッセージを伝えるより、様々な個人的経験をシェアできる場面を作りたいと思っています。それは、日本の性的マイノリティの日常をカメラを通して伝えることで、視聴者により共感をもっていただきたいからです。
ポジティブな影響を与える日本のLGBTQコミュニティを、世界の人々に知ってほしいですね!
同作品をどういう人々に見て欲しいですか?
「クィア・ジャパン」は、ノンケ、クィア、日本人、外国人問わず、あらゆる人に見て頂きたい映画です!
日本のLGBTQコミュニティを勇気付けたいことはもちろんですが、ストレートの視聴者にも「LGBTQは多く存在しているんだよ」と感じていただけたら嬉しいですね。
また、本作は公開に向けて資金提供を募っています。気になる方は是非ともご支援のほどよろしくお願いします!