コロナ禍の運動不足で、引き締まった体→ゆるゆるボディへ移行した人も多いのではないだろうか?
そんな人のために、今回は自宅で簡単にできるシンプルなトレーニングを紹介したい。
ゆるゆるボディを脱するためには、しっかりと体脂肪を燃焼すること。
それには宅トレ→有酸素の流れで行うべし。
筋トレで脂肪が燃えやすい環境を作り、そのあとに有酸素を持ってくることで、一気に脂肪燃焼を行えるからだ。
筋トレは「プッシュアップ(上半身)」「シットアップ(お腹)」「スクワット(下半身)」の3つに絞った。
それぞれ紹介していこう。
5回×3セット
家で行う宅トレだと、どうしても負荷が軽くなってしまう。
そこで、椅子を使った少しハードなプッシュアップ(腕立て伏せ)をオススメしたい。
① 両手を床につける。腕の広さは肩幅より広めに。
② イスに足を乗せる
③ 肘を曲げて胸を床に近づける
④ 下まで下がったら2秒静止
⑤ 両手で床を押して元の体勢に戻る
⑥ 3〜5を繰り返す
気をつけたいポイントは、肩からかかとまでを一直線に保つこと。お尻が上がったり、アゴを上げないように注意して。
また、足の高さが高いほど傾斜がつくため、はじめての人は低めの台やオットマンなどからスタートしてもOK。
目安:10回×3セット
ベーシックながら重要なシットアップで、お腹のたるみを消し去ろう。
① 仰向けの状態になり、膝を立てる
② 両手を頭の後ろで抱える
③ おへそをのぞき込むように上体を持ち上げ、腰を床から離していく
④ 腕と太ももが触れたら、ゆっくりと上体を下ろし、元の体勢に戻る
⑤ 3〜4を繰り返す
シットアップはお腹全体が引き締められるほか、「腸腰筋」というインナーマッスルや太ももなど、多くの筋肉が同時に鍛えられる。
全身の基礎代謝が上がり、太りにくい体になるのだ。
目安:10〜15回×3セット
スクワットは、下半身(お尻、太もも)が鍛えられるほか、正しいフォームをキープするべく腹筋や背筋も同時に鍛えられる一挙両得なエクササイズだ。
そのためには、正しいフォームをしっかり意識して行おう。
① 足を肩幅に開く
② つま先を真っ直ぐまたは少し開いた状態にする
③ 背筋を伸ばして体を下におろす
④ 膝が90度になるぐらいまで下がる
⑤ 足の真ん中で体を上に持っていく
⑥ 1〜5を繰り返す
注意点は、体が前に傾いたり、逆に腰を反らないように、常に腹筋に力を入れて行うこと。
そして、膝がつま先より前に出ないように意識しよう。
筋トレで鍛えたあとは、有酸素の番。
筋トレで十分に代謝が上がっているので、ランニングは軽めでOK。
ただし、脂肪燃焼には最低20分かかるため時間は守って行おう。
ランニングのコツは2つ。
① 「鼻呼吸」を意識しよう
ランニングの基本は「鼻呼吸」。マスクをしていると呼吸が浅く息苦しくなるため、できればマスクを外して行おう。その分、人と密にならない場所で走ることを心がけて。
② 常に「腹筋」を意識する
しっかり腹筋に力を入れることで、ランニング効果+腹筋のダブルで脂肪燃焼ができる。
背筋を伸ばし、腹筋に力を入れて、正しい姿勢で走ろう。
このランニングは、筋トレ後の脂肪燃焼目的と、クールダウンも兼ねているので、リラックスしながら行おう。
もし、ランニングに慣れていなかったり、モチベーションが上がらなければ、Spotifyでワークアウト専用プレイリストを聴いたり、またはドラクエウォークなどの位置情報ゲームを使うのもアリだ。(その際は自動の「WALKモード」を使おう)
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筋トレは種目を絞り、有酸素とセットにすることで、効率よく脂肪を落とすことができる。
ぜひ、コロナ太りを感じている人、もしくはジムに行く時間がない人は実践してみて。