ディズニーの実写映画『美女と野獣』に、史上初めてゲイのキャラクターが登場することが分かった。ビル・コンドン監督が英ゲイ雑誌「Attitude」のインタビューで明らかにした。
実写版『美女と野獣』では、エマ・ワトソンが主人公ベル役を、野獣役をダン・スティーヴンスが演じる、今年1番の話題作。
気になるゲイのキャラクターだが、ベルと野獣の前に立ちはだかるガストン(ルーク・エヴァンス)の子分的存在である、ル・フウ(ジョシュ・ギャッド)がゲイのキャラクターとして登場する。
以下、ガストンとル・フウの劇中の一コマ。
ビル・コンドン監督はインタビューでこう語った。
「ル・フウはいつかガストンのようになりたいと思ったり、別の日にはガストンにキスしたいと思ったりしているんだ。彼は自分がどうしたいのかについて困惑している。彼はそういった感情を抱いていることに気付いているだけなんだ」
「ジョシュはそれを本当に絶妙かつ上手に演じてくれた。それはそれで最後にクライマックスを迎えるんだけど、、バラしたくないからね。でも、それは素敵で、ディズニー映画において、まぎれもなく”ゲイ的な瞬間”を迎えるよ」
過去にディズニー映画では、『ファインディング・ドリー』『アナと雪の女王』などで、同性愛を匂わせる表現は見られたものの、制作側は一切認めてこなかった。
しかし、今回は監督自ら明言しているとあって、その展開が気になるところ。
ちなみに、メガホンを取ったビル・コンドンはオープンリーゲイの映画監督であり、ガストン役のルーク・エヴァンス、コグスワース役のイアン・マッケランもゲイの役者とあって、これまでのディズニー映画とは一線を画す作品になりそうだ。
『美女と野獣』は、4月21日(金)より全国ロードショーされる。