同性婚が合法化されているイギリスにて、ショッキングな統計が発表された。
保険会社「エメラルド・ライフ」によって行われた調査の結果によると、なんと「5人に1人が同性結婚式の招待を断る」というのだ。
同生命保険会社の調査によると、21%の人が「同性結婚式の招待を断るか、出席したいか分からない」と答え、11%の人が「結婚式では、終始落ち着かないだろう」と答えたそうだ。
イギリスにおいて同性婚の法案は2013年7月に可決され、2014年3月よりイギリス全土で発効した。
調査結果を見ると、落胆してしまいそうになるが、同性婚に否定的なのは特に年配者だそうだ。
調査によると、65歳以上で「快く同性結婚式に出席できる」のは、約50%のみだという。
生命保険会社のCEOであるマコマークは「調査結果を見ると、同性婚の合法化は、LGBTコミュニティに良い影響をもたらした一方で、国民の大多数の同性愛者に対する意見は変わっていないことが、分かる。65歳以上の人々のおよそ半数しか同性結婚式に出席しないのはとても残念なことだ。ただ、若者の価値観は大きく前進している」と述べる。
同性婚に否定的な人がいても、LGBTコミュニティが平等を求める勢いは止まらないだろう。イギリスで同性婚が合法化となった年には、およそ5,000組もの同性カップルが結婚したことが国家統計局の調査によって明らかとなっている。