プラハ・カレル大学の理論研究センターとチェコ科学アカデミーは共同で研究を行い、ゲイとストレートの男性の顔の特徴の違いについての研究結果を発表した。
国立衛生研究所から発行された研究成果によると、ゲイ男性は平均的に、横幅が広く縦幅が短い顔、小さくて短い鼻、大きく丸みを帯びた顎という特徴を持ち合わせていることがわかった。科学者たちによるとゲイ男性の顔は「男性的な部分と女性的な部分が合わさっている」とのことだ。
また同研究は、ゲイとストレートの男性の顔の特徴の違いについて調査した上で、80名のボランティアにゲイとストレート男性の顔写真を見せ、写真に写っている人物がゲイかストレートかを推測してもらった。
なおボランティアには、写真に写っている人物の性的指向を伝えずに、その人物が「男らしいか」どうかについて評価してもらった。
結果は、「顔の特徴で人の性的指向はわからない」ということだけではなく、ゲイ男性は「より男性的」に見えることが分かった。
この研究は、ゲイ男性の顔は単に女性らしさが反映された顔ではないということ、「女性らしく見える男性がゲイ」だという判断は、短絡的であるということを示している。