2019/05/31

あなたの知らない「ル・ポールのドラァグレース」8つの真実

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⑦ドラァグレース内のトランス問題

過去10年間、ドラァグレースは度々批難を受けてきた。

序盤のシーズンでは、トランス女性の差別用語である「She-Male シーメール(女男、ニューハーフなどの意)」をもじったコーナー「You’ve Got a She-Mail」があったが、LGBTコミュニティから「トランス差別だ!」と批難を受けて撤廃。

 

また、当初はゲイ男性しか出場資格がなく、トランス女性は出場できなかった。

 

しかし、ペパーミント、ジア・ガン、カルメン・カレラなど、同番組には多くのトランスジェンダーのクイーンが出場している(彼女たちは番組後にトランスジェンダーだとカミングアウトしている)。

 

 

カルメン・カレラ

 

ドラァグクイーンの多様性を問われたル・ポールは、出場規約を変更。

オールスター4のジア・ガンから、公式にトランス女性が出場できるようになった。

 

⑧ドラァグレースが残した数々の功績

米TV界の最高峰「エミー賞」を4度も受賞するなど、ドラァグレースが残した功績は数知れないが、一番の功績は輩出したクイーンたちが世界中で活躍している点だろう。

 

同番組では、11年間で100名以上のクイーンを輩出してきた。

 

 

 

 

ドラァグ文化に光を当て、ハリウッドのメインストリームに乗せたことで、これまでゲイクラブ以外の活動の場が少なかったドラァグクイーンたちに様々な活躍のステージを与えた。

 

例えば、ヴァイオレット・チャチキは、プラダやモスキーノなどのハイブランドのキャンペーンに起用され世界的に活躍しているし、アクエリアとミス・フェイムは、世界最大手のモデル事務所IMGと契約するなど、ファッションやビューティー業界で大活躍。

 

また、ビアンカ以外のすべての優勝クイーンは音楽アルバムをリリースしており、ビアンカとアリッサ・エドワーズはNetflixで独自の番組を持っている。

それ以外にも、多くのクイーンたちが欧米をはじめ世界中でツアーを行なっている。

 

このように、ドラァグレースがエンタメ業界に与えたインパクトは大きく、11年目を迎えてもなお勢いが衰える様子はない。

 

関連記事|どうやってメイクしてるの?人気ドラァグクイーンのメイク動画7選

 

 

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