全世界を熱狂の渦に巻き込んでいる「ル・ポールのドラァグレース」(以下ドラァグレース)。
現在シーズン11が佳境を迎えているが、番組で語られることないドラァグレースの8つの真実を紹介していこう。
※この記事はシーズン10以下を観ていない人にはネタバレの可能性があります※
トップ4によるフィナーレは、その場で優勝が決まるわけではない。
実は、全員分の優勝シーンをカメラに収めており、それぞれが優勝した風にランウェイを歩くシーンが撮影されるだけだ。
そのため、優勝したクイーンもTV放送されて初めて自分が優勝したことを知ることになる!
例えば、シーズン7の王者ヴァイオレット・チャチキが、優勝したことを知るリアクション動画はこちら。
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これは、実際に撮影されてからTV放送するまで数ヶ月間を要するため、ファイナルを観に来た観客からのネタバレを防ぐ目的で行われている。
メインステージのランウェイは一発勝負ではなく、実は2回撮影されている。
1度目は音楽ありでランウェイし、2度目は音楽なしで審査員のコメント付きで撮影しているそう。その2つを編集して放送している。
審査員たちによるユーモアたっぷりのコメントが必須なため、このように2度ランウェイが行われているようだ。
全クイーンは、シーズンのはじめにリップシンクが予定されている楽曲がすべて入ったiPodを渡される。ただし、どの曲がリップシンクになるかは前日にしか告知されない。
また、ランウェイの衣装課題においても撮影期間が始まる前にある程度告知されているという。
クイーンたちがクオリティの低い衣装で登場した際、審査員に「なんでベストを尽くさないのか?(もっと入念に準備できたハズなのに)」と責められる理由はそこにある。
ドラァグレースの1シーズンの撮影期間は約4週間。
出場しているクイーンたちは、その日の撮影が終わると即ホテルの部屋に閉じ込められ、外部の人間や他のクイーンと接触しないように24時間セキュリティが見張っているそうだ。
そして撮影期間中はスマホも没収され、外部と連絡手段を一切断たれる。
これはシーズン4に出演したウィラムが、ホテルから抜け出したり外部に情報をリークしたりと、スキャンダルを起こしたことが原因といわれている。
栄えある「アメリカンズ・ネクスト・ドラァグ・スーパースター」を獲得した最年少クイーンは、タイラ・サンチェスとアクエリアの2人。ともに21歳で優勝しており最年少記録タイ。
ちなみに最年長クイーンは、当時52歳で出演したシーズン9のチャーリー・ハイズだ。
ファイナル以外で、一度もボトム2にならず、一度もリップシンクせずに優勝したクイーンは5人いる。
タイラ・サンチェス、ビアンカ・デル・リオ、ヴァイオレット・チャチキ、サーシャ・ベロア、アクエリアだ。
また、優勝こそ逃したものの、一度もリップシンクすることなくTOP3になったクイーンは、ニーナ・フラワーズ、アラスカ、コートニー・アクト、キム・チーの4人だ。
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